2017年02月12日

柳家喬太郎独演会 2017年2月11日(昼) 京都アルティホール

毎年恒例の喬太郎さん京都独演会。昨年と一昨年の記録は下記の通り。

2016年 http://l-h-keeper.sblo.jp/article/173895977.html
2015年 http://l-h-keeper.sblo.jp/article/113444274.html

今年の出し物は、

松竹梅     柳家喬太郎
星野屋     春風亭正太郎
梅津忠兵衛   柳家喬太郎
仲入り
抜けガヴァドン 柳家喬太郎

いやはや、生の「抜けガヴァドン」を聴けるとは思わなかった。至福の時でした。

なお、同日キャッツ被ったので、夜公演はお知り合いにおまかせした。
席が空かなかったのは、有り難い。

ご連絡があった夜の演目は下記
象見舞     柳家喬太郎
雛鍔      春風亭正太郎
白日の約束   柳家喬太郎
仲入り
錦木検校    柳家喬太郎

開場で7/14のチケットを売っていたので購入。ありがたや〜
posted by 灯台守 at 18:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語

月刊キャッツ 2月 2/11(土) K24

月刊キャッツも、8回め。今回は、ニ階C席。全体が見えるので、課題だったオープニングの時のグリザベラの動きを確認。最初の独唱「その孤独を」のときに後ろから登場。オーデュトロミーのタイヤの上に立つ感じ。うまーっく、周辺で振り付けている感じ。

2階への訪問猫はかなり変化があることが判明。ミストフェリーズのときはラムタムダガー。エンディングはスキンブルシャンクス。5月のときに握手席に来てくれるか、祈るのみ・・・
なおシラバブは黒柳さん。

キャッツ 大阪
2017年2月11日(夜)公演  大阪四季劇場
グリザベラ 木村智秋
ジェリーロラム=グリドルボーン 奥平光紀
ジェニエニドッツ 笠原光希
ランペルティーザ 山中由貴
ディミータ 吉村摩耶
ボンバルリーナ 金 友美
シラバブ 黒柳安奈
タントミール 野田彩恵子
ジェミマ 円野つくし
ヴィクトリア 引木 愛
カッサンドラ 藤岡あや
オールドデュトロノミー 山田充人
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ 飯田洋輔
マンカストラップ 萩原隆匡
ラム・タム・タガー 上川一哉
ミストフェリーズ 松出直也
マンゴジェリー 斎藤洋一郎
スキンブルシャンクス 小林 唯
コリコパット 横井 漱
ランパスキャット 政所和行
カーバケッティ 齊藤太一
ギルバート 肥田晃哉
マキャヴィティ 文永 傑
タンブルブルータス 塚下兼吾
posted by 灯台守 at 18:16| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

獣の奏者 外伝 上橋菜穂子

獣の奏者 外伝 上橋菜穂子 講談社

気がついたら、初読のときには記載しなかったみたい。
獣の奏者 外伝です。内容は下記の3作。

刹那
秘め事
はじめての・・・

「刹那」は、エリンの出産を描きつつ、イアルが語る結婚に至る馴れ初め。
「秘め事」はエサル師、若かりし頃の逸話。
「はじめての・・・」は、エリンとイアルとジェシのほのぼのした話。

本編を読んだ人には説明の必要がない上、「ああ、そうか」と納得できるエピソードが連なっていく。エサル師が、イアルが、どうしてああいう行動を取ったか理解できる。決して心地よい話ではないが、辛くピンと張った緊張感の中に人としての気持ちの交流が解る話である。

なお、「秘め事」のエピソードを読むとそこに「鹿の王」を感じるのは私だけではないだろう。「秘め事」に描かれるエサル師に「鹿の王」のホッサルの助手ミラルを見た感じがする。

再読して、改めて思った次第。
posted by 灯台守 at 18:06| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年02月11日

獣の奏者 再読

上橋菜穂子さんの獣の奏者を読書会用に再読中。このブログにも一度登場済。

http://l-h-keeper.sblo.jp/article/60351927.html
http://l-h-keeper.sblo.jp/article/60374883.html

前回が二度目の再読で、五年も前なんだと再認識した。3回めかかと思い出す。改めて読み返すと、新たな発見は多い。特に、この作品はエンディングが強烈過ぎて、全部持って行かれる感じである。しかし、つらいファンタジー。まあ、外伝があることが救いである。

ハードカバー5冊に及ぶ長い話だが、登場する人々が、なんて生き生きとしていることか。特に食事シーンや食べ物の記述は、ホントに楽しい。結果はわかっているけど、それを凌駕する物語の力を感じる。

ファンタジーは魔法の物語ではなく、人の物語であると再認識させてくれるお話だろう。
posted by 灯台守 at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2017年02月07日

福家警部補の挨拶 大倉崇裕

福家警部補の挨拶 大倉崇裕 創元推理文庫

ミステリー読書会の課題本が、「福家警部補の再訪」ということで購入したが、実はシリーズの2作目とのことでビックリ。まずは第一作目から読むのが礼儀作法だろうと思って、購入したのが、本作品。

刑事コロンボばりの倒叙モノの傑作シリーズ。ちょっと見は若い事務職のOLのように見える福家警部補。150cmちょいの身長だが、徹夜明けもまったく感じさせないバイタリティと鋭く深い洞察力で犯人に迫るのは、素晴らしい。この本には4つのお話が収録されている。

最後の一冊
オッカムの剃刀
愛情のシナリオ
月の雫

以上の4編。倒叙モノは犯人はわかっていながら、話が進むミステリである。完璧と思える犯人の知恵がどこから崩れるのか、読者への挑戦はあざやかで、少し哀しい。名編の福家警部補シリーズは、そんな倒叙モノの傑作といえよう。
posted by 灯台守 at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ

2017年02月04日

夜行 森見登美彦

夜行 森見登美彦 小学館
本屋大賞候補作 6作目。他の読書会との関係もあって、一時休憩。

本作は、森見さんの新作で直木賞候補でもあった。
鞍馬の火祭りを見に行く5人。10年前も6人で鞍馬に火祭りに行き、一人がそれっきり帰ってこなかった。そして10年後、集まった5人は不思議な話を始める・・・それは、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵に絡む話だった。

ファンタジーというか、怪談というか、得体のしれないお話ではある。森見さんの京都シリーズとは、ちょっと雰囲気が違い怪しさ漂うが、それはそれでいて森見ワールドにはなっていると思う。その世界の正体が、徐々にわかってくるというより最終話で「そうか・・・」と思わせる手法は読み手をさらに異世界へ連れ去るようだ。

読後感が良いとはいえないが、長く余韻が続く話といえる。「夜にも奇妙な物語」的なお話が続くが、その謎の本質は語られること無くクローズしていく。これも森見さんの成せる技かもしれない。
posted by 灯台守 at 16:53| Comment(0) | TrackBack(0) |

2017年02月01日

桜風堂ものがたり 村山早紀

桜風堂ものがたり 村山早紀 PHP研究所
本屋大賞候補作五作目です

月原一整は、大学時代からのアルバイトから始めた本屋を愛する書店員である。ある日、書店員としての仕事中に、万引きの少年を追いかけ結果的に事故に合わせてしまう。ネット上で批判された月原は、勤務先の書店に迷惑を賭けないように身を引く。そんな彼が唯一気になったのは、一冊の文庫本のこと。彼が売れると信じたその本を売れなかったことだった・・・

書店員が選ぶ売りたい本の大賞である本屋大賞の候補作にふさわしい一冊。
主人公の月原、勤務先だった書店店員、そして彼が勤めることになる小さな街の本屋である桜風堂書店オーナーのおじいさんと孫、その周辺の人達、誰をとっても良い人のお話である。もともと作者は童話作家であるしファンタジックな作風の方である。だからあんまり悪人は出てこない。みんないい人なのだ。そんなストーリー中で語られるのは本の魅力である。

大きな事件は万引きの事件程度。他にはあんまり起伏のない展開では有る。とりたててドキドキすることもない。ちょっと特殊な人が多いような気もする。しかし描かれる風景は優しく、ちょっとした描写がなぜか懐かしい。特に本屋の描写はそこに本屋があるかのように思えてくるのが嬉しい。つい最近まで駅前や商店街や街の中心部にあった「ちょっとした本屋さん」がそこにある。

便利になってネット検索で、クリック一つで、購入することになれてしまった人々。そんな私たちに「こういうのも良いよ」といっているような、そんな本だった。
posted by 灯台守 at 20:37| Comment(0) | TrackBack(0) |