2019年05月24日

マツコの知らない世界より

桜は散る、椿は落ちる、梅は零れる、菊は舞う。
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2019年05月19日

サスツルギの亡霊 神山裕右

サスツルギの亡霊 神山裕右  (講談社文庫)

本屋大賞の発掘部門で知り読んだ。

南極探検隊における殺人という設定が素晴らしい。ある意味、広大な密室であり、南極探検隊隊員以外の犯人はないところがミソ。動機の納得性と、落ちが良いかというと、いまひとつ。

途中まで引っ張るところは良いけど、いろいろな登場人物があれこれ絡んで来るのでカタルシスは少ない。もう一ひねりして落ちを工夫すれば名作か。
posted by 灯台守 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ

2019年05月12日

岡田淳さん、講演会

2019年5月11日に岡田淳さんの講演会に行ってきました。

めちゃくちゃ面白い。さすが関西人でオモロイ話テンコ盛り。
最後にサインももらって、楽しく有難い講演会でした。

ふしぎな木の実の料理法私がいただいたサイン


水の森の秘密.jpg友人がいただいたサイン
posted by 灯台守 at 20:22| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2019年04月25日

風と行く者 上橋菜穂子

風と行く者 上橋菜穂子 偕成社

守り人シリーズ最新刊。

天と地の守り人から1年半後のバルサを描く。といっても、かなりの部分がジグロと護衛を家業にしていた頃の回想がメインになっている。
歳をとって判断力と貫禄のついたバルサと若さにはじけるバルサ。その対比が心を打つ。

人はその立場によって苦悩もあるし喜びもある。そのことを人種の対立の中で描く。この手の主題を語れば上橋さんの右に出るものはないだろう。守り人シリーズが好きなら一読は必須の一冊。
posted by 灯台守 at 19:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2019年04月20日

鹿の王 水底の橋  上橋菜穂子

鹿の王 水底の橋  上橋菜穂子 角川書店

かの「鹿の王」の続編。これでヴァンとユナのあと後が解るかとおもいきや、そうではなかった。
これは、ホッサルとミラルのその後の話。

異なる文化の巡り合い、「医」というものの意味を異文化の出会いを絡めて「生きる事」「医術の意味」を描き出している。政治という人間臭いものの傍らにある医術という文化の頂。その頂に登る道は裏にも表にもあることを淡々と描き出している。

これは、鹿の王のアナザーサイドの話であるが、これもまた大きな力をもって押し寄せてくる。ただ、ヴァンの話も読みたいのが偽らざる気持ちでもある。期待して待ちたい。
posted by 灯台守 at 18:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2019年04月10日

エイリアン・テイスト ウェン・スペンサー

エイリアン・テイストウェン・スペンサー ハヤカワ文庫SF

ウェン・スペンサー処女作。森でオオカミと暮らしていたところを発見された少年は、何処から来たか・・・を横糸に、とある殺人事件を縦糸に追いかけていく話である。
設定も面白いし、伏線の張り方が非常に上手い。なにより、主人公ユカイアと探偵事務所のオーナー・マックス、FBI捜査官のインディゴ、二人の母親や妹との絡みは最高に楽しい。彼ら彼女らの繋がりがてを取るようにわかる。もちろん縦糸となるストーリーも面白いが、横糸となるユカイアと周辺の人々との交流が心温まる。そして最高の盛り上がりのラストはシリーズ化も納得の大団円!

いやはや、何故続編を翻訳出版しないのか謎である。
posted by 灯台守 at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | SF

2019年04月01日

ようこそ女たちの王国へ  ウェン・スペンサー

ようこそ女たちの王国へ  ウェン・スペンサー ハヤカワ文庫SF

ウェン・スペンサーは物語の設定を作り出すのが非常に上手い。本作も奇想天外な設定が素晴らしい。男子の出生率が10%未満という世界が舞台。時代は南北戦争前後の想定だろう。

二十人以上の姉妹を持つ男子が主人公。ある日、謎の略奪者に襲われ死にかけていた女性を助けた彼ら彼女は、その女性の姉=実はこの国の王女に見初められる。女系の大家族、夫はモノのように売り買いされる世界と謎の大砲/武器盗難事件、行方不明の妹王女の話が交錯する。さらに王家の大量爆死事件が絡み、後半畳みかけるように話は展開する。ノンストップエンタメ活劇。
posted by 灯台守 at 20:36| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー