2015年04月22日

テディベア探偵〜ゆかたは恋のメッセージ?〜 山本悦子

テディベア探偵〜ゆかたは恋のメッセージ?〜 山本悦子 ポプラポケット文庫

シリーズ3巻目。今回は浴衣の謎を解く・・・のかな。

夏休み、リンとモエは古着屋「MUSUBU」で、メイが持ち込んだ可愛い浴衣に疑問を抱く。なんと、その浴衣を着ると好ましい男の子に告白してしまうという。どうも、浴衣には何かの想いがあるようだ。マックスとリンはその想いを探ることに・・・

今回のキーワードは浴衣。そしてツバメと手作り。毎回、マックスとリンは物に込められた想いを推理するが、今回はなかなかおとなエピソードだったりする。モエとリンの掛け合い、マックスのツッコミとシリーズ物の安心感も抜群で、小さい読者も楽しんで読めるだろう。

これで、シリーズも中盤らしい。いよいよ次巻でマックス自身の謎が明らかになるのだろうか。楽しみにして待つ・・という感じかな。
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2014年09月12日

テディベア探偵 1&2 山本悦子

テディベア探偵 1&2 山本悦子 ポプラポケット文庫
一気に2冊ご紹介。

主人公の相田凛は小学校五年生の女の子。お母さんは、小学校一年生の時に重い病気で亡くなってしまったので中学校の体育教師をしているお父さんと二人暮らしをしています。お父さんは一人娘の凛を溺愛するあまり、すべての面倒を全力で見ていますが、選ぶ服のセンスがあまりに悪くて、凛を困らせていました。そんな時、近くに住んでいる陽子さん(実は、凛のおばあちゃん)から呼び出しを受けて商店街を抜けようとしたら、新しいお店「MUSUBU」を発見しました。「MUSUBU」はおしゃれな古着屋さんでしたが、古い可愛い物も扱っていて一匹のくまのぬいぐるみがありました・・・。

「ポケねこ」完結後の新しいシリーズ。テディベア探偵と銘打っているけどミステリ色は薄いかも。ちょっとした謎解きはありますが、謎解きというより「モノ」に関わるいろいろな話が展開するようです。マンガで言えば、波津彬子さんの「雨柳堂」シリーズの可愛いバージョンといいますか。

シリーズ第一作は「アンティークドレスはだれのもの」、第二作は「思い出はみどりの森の中」ということで、小学生高学年向けの楽しいワクワクの冒険談です。人形がしゃべるというアイデアは新しくありませんが、どうも伏線らしい設定がちらほらあって、楽しいです。巻を重ねるに連れてどう利用されるか・・・などと、小学生読者なら絶対考えないことを、考えつつ読み進めます。登場するキャラクタはしっかり練られていて魅力的でもあります。物語の楽しさを教えてくれる良いお話でしょう。

まあ、ぬいぐるみの「マックス」が探偵役なら、凛ちゃんはワトソン役でしょうか。でも「ダンソウノレイジン」にハマっている親友の志村萌花ちゃんもいるので、今後の展開に注目のシリーズです。
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2013年02月14日

ちびくろ・みんご

「ちびくろ・さんぼ」という童話がある。これは有名な絵本で、色々な意見の対立から一時絶版になったこともある。ここではその是非は論じないが、続編をあわせて全6冊だということは、あまり知られていない。

昔、「さとるの自転車」等を書かれた大石真さんが、村上さんの絵で翻訳された。そのうちの最終話が「ちびくろ・みんご」である。

ちびくろ・みんご.JPG
posted by 灯台守 at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学

2013年01月06日

小学館 少年少女世界の名作文学 全五十巻 その後

小学館 少年少女世界の名作文学 全五十巻をオークションで落とした。全50巻のうち46巻。でも厳密には45巻だった。この「小学館 少年少女世界の名作文学」は、どうも図書館版があったようで、二巻が合本で発刊されたと推測される。オークションで落としたものには、21巻が南欧編1/2となっていて、もともとの南欧編2巻が一冊になっていた。刊行も昭和45年になっている。

さて、残り5巻だと判明したので急遽ネットを漁り5巻のうち4巻までは入手。一冊だけ第五巻の「イギリス編 3」のみ未入手である。まあ、気長に探索を続けよう。なお、新たに入手した4冊は箱付きで一部カバーも現存で状態は良い方だろう。もともとオークションで入手したものは、函なし/カバーなし。でも46巻で送料込みでも5000円弱だったから安い買い物だった。

講談社と小学館の全集は検索ワードで来る方も多く、情報を追加記載する予定。
posted by 灯台守 at 17:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学

2012年11月12日

うさぎのくれたバレエシューズ 安房直子

うさぎのくれたバレエシューズ 安房直子・作 南塚直子・絵 小峰書店

ある日、踊りの好きな女の子のもとに、バレエシューズがとどく。その靴を履いてうさぎたちと踊る女の子のお話。

このダブル直子の絵本は、見た目はおとなしい。でも考えようによっては、深い。女の子のシューズはボロボロになるが、彼女ははだしでも同じように踊れるようになる。うさぎのシューズは何だったのだろうか?

昔子供だった大人は、いまでもボロボロのシューズを大切にしているだろうか?この少女のように。シューズなしでも、上手く踊れるだろうか? 私には、自信が無い。

やさしいタッチで深い話を、これまたやさしい、でも誰も真似できない絵で描く。稀有な絵本。
posted by 灯台守 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学