2018年03月09日

シェイプ・オブ・ウォーター

『シェイプ・オブ・ウォーター』(The Shape of Water) 
2017年のアメリカ合衆国の異生物間恋愛をテーマにした映画。ギレルモ・デル・トロ監督作品。アカデミー賞の監督賞、作品賞、作曲賞、美術賞を受賞。

アマゾンの奥地で捕らえられた半魚人的な異生物。国の研究所で清掃婦として働いていた発声障害のあるイザベルは、その異生物に親愛の情をいだくようになる。そして脱出させるべく、計画を立てる・・・

ギレルモ・デル・トロの映像・特撮とやるせない感情が水と重なって迫ってくる。伊達にパルムドールとオスカーを獲得してはいないだろう。主演のイザイザ役をサリー・ホーキンスが好演していた。私だけかもしれないが、同僚ゼルダ役のオクタヴィア・スペンサーがよかった。

言葉のしゃべれない異生物。虐待する研究所のメンバー。同じように言葉をしゃべれないイライザとの間の心通わせるシーンは何とも言えない。終盤近くのダンスシーンは、往年のミュージカル映画のようで切なく胸に迫る。

切ない愛の形を映し出す映画。何か芯に残る映画だった・・・
posted by 灯台守 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2018年02月04日

DESTINY 鎌倉ものがたり

「DESTINY 鎌倉ものがたり」は、西岸良平・原作の映画、これまた同じ原作の「三丁目の夕日」の監督である 山崎貴さんが監督。堺雅人、高畑充希が主役を務める。

舞台は鎌倉。鎌倉に住むミステリ作家・一色正和とアルバイトが縁で結婚した中村亜紀子は、いきなり家の前を駆け抜ける河童に遭遇するが、「鎌倉じゃ当たり前」という夫の言葉に唖然とする。そんな異界との接点である鎌倉にて、妖怪や魔物、果ては貧乏神とも遭遇する。そんな中、亜紀子は妖怪に転ばされ零体のみとなってしまい、体をなくしてしまう。そして黄泉の国へ行く羽目になる。その彼女を救いに正和は助けに行こうとするのだが・・・

奥さん奪還作戦のアクション映画と思いきや、それは最後の30程度。クライマックスではあるが、その前のちょっと変わった鎌倉の生活描写の方が10倍面白い。その中に描かれたなんとも言えないゆったりした時間の流れが鎌倉なのかもしれない。しかも各エピソードに出てくる役者さんの芸達者なこと。飲み屋の女将である薬師丸ひろ子や、御年142才?というお手伝いさんのキンさんを演ずる中村玉緒をはじめとする配役が見事。その数々のエピソードも重要な意味を持ちちゃんと回収されるのはお見事だった。

映画館で見る必要はないかもしれないが、DVDで見る分にはオススメになると思う一作。
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2018年01月05日

女神の見えざる手

『女神の見えざる手』(原題:Miss Sloane)は2016年に公開されたアメリカ合衆国・フランス合作。主演・ジェシカ・チャステイン、監督・ジョン・マッデン

アメリカの銃規制法案を阻止するロビー活動を支援し、法案を通すために活動するロビイスト・スローン。彼女は元々いたロビイスト会社をやめ、銃規制法案を通すために奔走する。法案阻止にために活動する元の会社は、スローンの行動の瑕疵を洗い出し、公聴会開催に持ち込むが・・・。彼女の逆転の一撃とは。

まずはアメリカのロビイストの位置付け、存在を理解していないと映画についていけないかもしれない。ただロビイストの存在を踏まえたうえで、ストーリーを押さえていくと、綿密な伏線と最後の10分強の見せ場が見事に炸裂する。

ロビイストを把握した後、情報なしで見ることをお勧めの一作。
posted by 灯台守 at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2018年01月03日

カンフー・ヨガ

『カンフー・ヨガ』(原題:功夫瑜珈、Kung Fu Yoga)は、2017年公開のアクションコメディ冒険映画。中国・インド合作映画で、監督・スタンリー・トン、主演・ジャッキー・チェン

良くも悪くも、ジャッキーの映画。能天気で、ご都合主義で、カンフーとアクションは盛りだくさん。でもなんだか、すごいシーンとちゃちいシーンが混然一体となっている。

フェラーリやポルシェが遠慮なく破壊されるシーンのお金のかけ方に対し、クライマックスの寺院のしょぼさは、なんともいえずアンバランスだが、これがジャッキー&中国&インド映画なのかもしれない。

エンディングのダンスシーンもお約束。
posted by 灯台守 at 19:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2017年12月09日

オリエント急行殺人事件

『オリエント急行殺人事件』(オリエントきゅうこうさつじんじけん、原題: Murder on the Orient Express)2017年にアメリカ合衆国で公開された映画。監督・主演はケネス・ブラナー。ご存知、1934年にアガサ・クリスティが発表した小説『オリエント急行の殺人』が原作。同作は、1974年にイングリッド・バーグマンがアカデミー助演女優を受賞した名作がある。

ネタばれの恐れがあるので、詳細はかけないが、本作の趣旨と名探偵ポアロの苦悩、考え方が監督の解釈によって、かなり違った表現になっていると思われる。微妙に違う演出/役割とポアロの演技によって、受ける印象が全く違うと思う。双方ともに名作であると思われる。

再度1974年版を見て、ジャクリーン・ビセットの美しさに見とれたのは新たな発見だった。まあ、私としては2017年版のポアロのほうが好きだけど、原作に近いのは1974年版かもしれないが。
posted by 灯台守 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画