2018年08月23日

風の海 迷宮の岸〈上・下〉 十二国記 小野不由美

風の海 迷宮の岸〈上・下〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野不由美

十数年ぶりの再読。泰麒のお話の始まり・・・これから降りかかってくる苦難を知っているだけに追体験的苦行な読み進めとなって微妙なところ。でも引き込まれる面白さは変わらず。

泰麒周辺の王や麒麟たちはおなじみの面々だったりする。相変わらずというとか、時系列的には陽子の話よりも前の話なので、改めて読むと時系列的な謎がつながって面白い。ただし、この後の話を知っているだけに微妙感はあるが。
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2018年08月22日

東の海神 西の滄海 十二国記 小野不由美

東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野 不由美

十数年ぶりの再読。雁州国延王・尚隆と、延麒・六太の立国直後の話。「政治」という事柄に対する小野さんの見方がよくわかる一冊かもしれない。紙一重の差で人の心は移ろいゆくのだろう。六太と更夜との交流が美しく哀しいのは、初読から変わらずそこにある。状況から考えて、雁州の話は、もう登場しないだろうから、尚隆と六太の掛け合い漫才も楽しめた上にマジな会話も登場する一冊は貴重かもしれない。
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2018年08月21日

風の万里 黎明の空〈上・下〉十二国記 小野不由美

風の万里 黎明の空〈上〉十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野不由美

十数年ぶりの再読。陽子のその後のお話。海客の鈴と先の芳国の公主、祥瓊は共に現状に不満を持っていた。その不満を景王・陽子に会うことで解決できると思い、旅立つ二人・・・。二人の思いと陽子の悩みは交わることがあるのだろうか。

現実に直面する鈴と祥瓊。自らの資質に悩む陽子。王足らん事と人々の思いと周辺の官吏の考えに振り回されるが、人を観た人事を敢行する。三人娘が邂逅するシーンはシリーズ最高シーンと思う。ベタだけど好きだ。物事は見方/考え方で変わるし、正しいと思うことは一面だけで正しいと言えない。政治の困難さに直面するが結局は自らの考えで進む陽子に勇気を貰う。
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2018年08月20日

月の影 影の海〈上・下〉 十二国記 小野不由美

月の影 影の海〈上〉 十二国記 (講談社X文庫―ホワイトハート)
小野 不由美,山田 章博

十年以上ぶりの再読。出版社も替わり、収録シリーズも変わってもイラストレーターが同じなのは有り難い。やっぱり最初は、この話から。陽子の孤独な旅路が始まる・・・
ラノベというジャンル分けが、まだ無かった時代。すでに難民の課題も、それとなく盛り込んでいる小野さんは凄いと思わせる。人種差別的な課題も、政治の課題も、全部盛り込み。個人的には楽俊が一押し。しかし、読み始めると止まらないシリーズだな。
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2018年08月08日

ミストクローク―霧の羽衣〈3〉永遠(とわ)の大地 ブランドン・サンダースン

ミストクローク―霧の羽衣〈3〉永遠(とわ)の大地 (ハヤカワ文庫FT)
ブランドン・サンダースン

怒涛の最終巻にふさわしいエンディング。謎は粛々と回収されていく。アティウムの保管場所以上に、その正体に喝采。そして、その事象を生かす伏線は見事としか言いようが無い。各登場人物も、それぞれが納得の割り振りがあったことが解る。しかし、世界の再構築ということは、こういう事なのだろう。これで、登場人物たちともお別れ。多分再読するだろな。若干の寂寥感が伴うお別れを告げてエンディングを受け入れる。全九巻の物語が終わった・・・
posted by 灯台守 at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー