2019年03月23日

海王 下 解纜ノ太刀 宮本昌孝

海王 下 解纜ノ太刀  宮本昌孝 徳間文庫
いよいよ最終巻。

信長、光秀、そして秀吉、家康と戦乱の世を統一するヒーローを描きつつ、理想の統一者として義輝をフィーチャーすることによってハイワン=海王を語る。後半にかけて畳みかける迫力で迫る。

戦国の有名人が全部登場するかのごとく怒涛の登場人物が面白い。そして最後は、宿敵の熊鷹との一騎打ちとなるが・・・物語の閉じ方も素晴らしい。本話の先日譚となる「剣豪将軍義輝」も読まねば。(でも長い・・・)
posted by 灯台守 at 17:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物

2019年03月21日

海王 中 潮流ノ太刀 宮本昌孝

海王 中 潮流ノ太刀 宮本昌孝 徳間文庫

上巻末の衝撃的な展開から、信長・本能寺の変へ続く巻である。

読者は歴史上の事実は知っており、その事実をどう書き連ねるかが筆者の力量と言える。事実に想像力を加えて語られる本話は、ダイナミックで読者を戦国時代に誘ってくれる。ページをめくる手が止まらないとは、こういう本のためにある表現だと感じる。怒涛の流れで下巻へ突入。
posted by 灯台守 at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物

2019年03月19日

海王 上 蒼波ノ太刀 宮本昌孝

海王 上 蒼波ノ太刀 宮本昌孝 徳間文庫

古えのラジオ番組のpodcastにて紹介されていた本。安土桃山時代から戦国への乱世に生きる訳アリ?の若者の成長と戦いを描く。一巻は、信長の最高潮の時代を描きつつ、主人公の出生の秘密が徐々に明らかになる。すでに知っている戦国時代の終焉にかけての話がリズミカルで心躍る。一巻終了時の展開が素晴らしい。続いて、上中下三巻のち中巻へ
posted by 灯台守 at 17:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物

2018年10月19日

銀しゃり 山本一力

銀しゃり 銀しゃり[文庫] (小学館文庫)

山本一力さんの描写するご飯は、美味しそう過ぎて堪らない。
「だいこん」もそうだが、本作も柿鮨の魅力に参ってしまう。ストーリーも予定調和的ではあるが、ひねりもあって楽しめる。ただ単なる努力とか周囲との連携とかにとどまらず、江戸の風を感じさせてくれる描きっぷりが心地よい。旗本の家来とはいえ、その内情の苦しさや、江戸・魚河岸の状況など「そうだったんだ!」という部分もあり飽きない語り口も健在でしょう。若干、書き切れていない登場人物の情報もあるが、それはそれで想像して補うことで処理。ドラマ化とかして欲しい作品。
posted by 灯台守 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物

2016年03月03日

幕末まらそん侍 土橋章宏

幕末まらそん侍 土橋章宏  ハルキ文庫
安政二年(1855年)、時はペリー来航で揺れる時代。安中(今の群馬県)の藩主・板倉勝明は、藩士の心身鍛錬を目的として安中城内より碓氷峠の熊野神社までの七里余り(約30キロ)の中山道を走らせた。その”安政の遠足”という日本初のマラソンといわれる事件を主題に語られる五編の話。

・遠足
・逢引き
・隠密
・賭け
・風車の槍
の五編を収録。「本おや」の読書会がブック交換会だった時に、交換した本。(Iさん、ありがとう!!)

いやぁ、面白かったですね。時代物を読まない人もすんなり読めそう。5つの話の共通点は「遠足」ということだが微妙に絡んでいる所もあり、伏線的な味もあって工夫もある。前作の「超高速参勤交代」も良かったがこちらも一読の価値あり。次作も期待したい。
posted by 灯台守 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物