2012年07月16日

処刑 星新一

もちろん、星新一には「処刑」という単行本は無い。「ようこそ地球さん」というショートショート集に収録されているショートショートの一編である。息子に「父さんの星新一ベスト1は?」と聞かれたので答えた次第。

近未来。ある囚人の処刑方法を描く。砂漠化した火星へ、若干の食料と水を発生させる装置のみを持たせてパラシュート降下させるという方法がその「処刑」方法。命をつなぐ水は、ボタンを押すと周りの水分を集約して水分を集める装置が頼みであるが、ランダムで爆発する爆弾でもある。食料は探せばあちこちにあるという。それは、食料が尽きる前に水を発生させる装置が爆発するので、食料はあちこちに残っている。なんとか、装置を爆発させないで水を得ようとするが、それは不可能になっている・・・

なんとも、意味深なエンディング。決して他のショートショートのような鮮やかなエンディングではないが、初読以来残っている作品。息子も読んだらしい。どのような感想を持ったか、年を経るにしたがってどのように想いが変わるか、語り合うこともあると思う作品である。
posted by 灯台守 at 18:29| Comment(0) | TrackBack(0) |
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