2012年05月12日

チヨ子 宮部みゆき

チヨ子 宮部みゆき 光文社文庫
未発表の短編+中編の作品集。カテゴライズするとホラー&ファンタジー。
以下、五編が収録。

・雪娘
 雪の日に殺されたユキコ。その仲良しだった4人が集まっての話。
・オモチャ
 老婆と老翁の夫婦。老婆が亡くなり殺されたとのうわさが流れる。うわさに翻弄される老人と、あまり縁のなかった義理の甥夫婦とその娘の話。
・チヨ子
 アルバイトで着た薄汚れたウサギの着ぐるみ。その中から垣間見る人たちは?
・いしまくら
 亡くなった女子高生。その噂話を払拭しようとする娘を手伝う羽目になった父親。その行き着くところは?
・聖疵
 虐待の挙句、殺されそうになったと感じて母親とその愛人を殺した息子。その息子の異常な行動を調査依頼に来た父親。息子の不安定な想いの原因は何か?

けっしてハートウォーミングなエンディングの話は無い。しかし、残るものはありすぎるほど。それも同じものは残らない。表題作「チヨ子」が良かったが、「聖疵」は、跡に残るものが大きい。

人により、選択する話が違うだろうと思う五編。あなたの選択はどれでしょうか?
posted by 灯台守 at 19:16| Comment(0) | TrackBack(0) |
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