2012年03月27日

憎しみの巡礼 エリス・ピーターズ

憎しみの巡礼 〜修道士カドフェル シリーズ〜 エリス・ピーターズ・著 光文社・刊
やっと読了。

カドフェルが最初にかかわった「聖ウィニフレッド」の遺骨。その聖者の祭りが行われようとしていた。奇蹟への望みを胸に集まって来る巡礼者たち。その中で、ひと際目を引く二人の青年。一人は裸足のまま歩き、重い十字架を掛けたまま旅を続けている。もう一人は彼に付き添うことに執着していた。何のために彼らは旅を続けるのか、そしてその果てにあるものは何か?

以下、若干ネタバレあり。



スティーブン王と女帝モードの争いは、実話に基づいている。そのスティーブン王が幽閉されていた時期の話。最初の話から四年が経過している。不思議な青年二人と、足の悪い弟と美しい姉が絡み、カドフェルの洞察力の中、彼の息子オリヴィエもかかわってくる。

中世イギリスの修道院の暮らしがそこに見えるように思えるような、カドフェルの日常が描写され、その中で謎が解かれていく。シリーズ10冊目で、盟友ヒューに対し「あれはわしの息子だ」と打ち明けるカドフェルの姿が、最後に描かれる。
posted by 灯台守 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ
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