2012年03月01日

チャリオンの影 下 ロイス・マクマスター・ビジョルド

チャリオンの影 下 ロイス・マクマスター・ビジョルド 創元推理文庫
下巻に入ると、止まらないジェットコースター・ファンタジー。なにか書くとネタバレになりそうなので、ここに記すことは避けたい。しかし、主人公のカザリルが歩んできた熾烈な経験が、やがて一つの道となり物語の奔流となって突き進むのがわかる。最後の数章は本を置き、読むことをやめることはできないだろう。

カザリルが使える、国姫・イセーレ、その侍女・ベトリスやカザリルの友パリなど生き生きと描写され話し声が聞こえてくるかのようである。

ビジョルドのストーリー・テラーぶりはすさまじく、最後の最後まで気が抜けない。神々と冒険と政治の駆引き、恋愛や友情、すべての要素を抱きつつこの物語はクローズされる。久しぶりに読んだ上質のファンタジー作品。
posted by 灯台守 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー
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