2011年11月02日

孤宿の人 宮部みゆき

孤宿の人 上・下 宮部みゆき 新潮文庫
上巻は、思ったより読み進めなかった。下巻は今日 一日で読了。
四国・丸海藩に、江戸・勘定奉行から罷免された加賀様が流人としてやってくる。幼い"ほう"は、その加賀様の幽閉されている涸滝の屋敷に下女として働くことになる。加賀様は、江戸から厄災を引き連れてきたのか、丸海に不吉なことが起こり始める・・・

さすが、宮部みゆきの傑作との評価が高い作品。

ネタバレ的になるので、続きに感想を記載

最終的には、ほうの幸せを祈る終り方かもしれない。しかし、死人が多すぎる感じは拭えない。かなりつらい感じの終わり方なので、再読はしないかもしれない。物語としての評価は、かなり高いが、私の好みではなかった。

ただ、あの終わり方以外に、物語として幕を引けるかと言うとかなり難しい。

また場所が、四国・丸亀を舞台にしているだけに、ちょっと違和感があったことも確か。地元の神社崇拝を語りつつ、お大師様がまったく話に出てこない四国は無いので・・・。仏の教えを説く和尚が、四国でお大師様を語らないことは無いでしょう。たぶん。

この物語のラインは、「火車」「理由」「模倣犯」などが当てはまりそうで、宮部作品といいつつ、避けて来たのは正しかったかも知れないと再認識した。まあ、まだ読んでいないので断定はできないが。
posted by 灯台守 at 22:40| Comment(0) | 時代物
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