あやし 宮部みゆき (角川文庫)
9つの短編からなる怪談集。宮部みゆきの本気の怪談は怖い。人の情というか、執念というか、そういうものが立ち上がって見えるようで。
そんな中でも、「安達家の鬼」と「女の首」がよい。なにか救いがあるのだ。ほっこり暖かいものが、そこにはある。全体に最近の「ばんば憑き」よりも怖さ度が高い。
読む方は、そのあたりを考慮の上でどうぞ。
ちなみにBookOffで105円。あまりに安くて泣ける・・・
2011年06月30日
あやし (角川文庫)
posted by 灯台守 at 22:28| Comment(0)
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