2011年06月17日

オドの魔法学校

オドの魔法学校 パトリシア・A・マキリップ・著 創元文庫

「妖女サイベルの呼び声」のパトリシア・A・マキリップの作品。ここ数年、いろいろと新作が出版されてうれしい悲鳴状態。簡単に読み進めないが、その分深い世界にいざなう文体は健在。

庭師のブレンダンのもとに、オドと名のる女巨人が訪れる。魔法学校の庭師になってほしいというオドの求めにしたがって、彼は都に出て行く。都では、王と顧問官たちは、歓楽街で興行する魔術師の噂に不安を抱く。魔法学校の教授は、へんな学生に困惑する。一方、王女は・・・。魔法学校の教師ヤール、王女スーリズ、魔術師ティラミンの娘ミストラル等々、さまざまな人々が錯綜する中、「真の魔法」に事件は収斂していく。

それぞれのキャラクタはそれぞれに淡々と書きこまれ深入りはされない。それがマキリップ流。でもその語るべきところは深く、一筋縄ではいかない。夜長の読書に最適な一冊。
posted by 灯台守 at 20:37| Comment(3) | ファンタジー
この記事へのコメント
ああ、マキリップ!!
妖女サイベルは大好きでした。
岡野玲子のコーリングの原作でしたね。
そうなんだ。新作出てるんですね。ノーマークでした。
探してみますw
Posted by kero at 2011年06月19日 02:44
kero さん コメントありがとう。

そうそう、マキリップは著作は出ていても邦訳が出ていませんでしたが、ここ数年は創元文庫を中心に出版が相次いでいます。

一巻目だけ再刊されるという変な状態の、イルスの竪琴シリーズも、創元から再刊されるみたいです。
Posted by 灯台守 at 2011年06月20日 05:46
イルスシリーズは持ってたのに一度手放したんです
最近某古本屋で1巻目だけ見つけて手元にあるので、また探してみます
Posted by kero at 2011年06月20日 15:54
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