2011年05月11日

ヴォイス

「ヴォイス」西のはての年代記 (2) グウィン・著 河出書房・刊

シリーズ三部作のうちの2作目である。3部作では、もっとも好きな作品。主人公は、メマーという少女。この世界では、侵略者によって本が禁じられているが、メマーは自分の住む館に秘密の部屋を見つける。

グウィンはメマーの住む世界を描きつつ、現在の世界も髣髴とさせる描写を続ける。自分の信仰する神以外を認めない侵略者と侵略された人々の葛藤。戦いや愛憎を淡々と書き綴る。さすがグウィンだと思うのは、侵略者の人々もまた魅力的なのだ。

物語の途中から、前作のグライとオレックもハーフライオンと共に登場し、重要な役割を果たす。もし、ファンタジー作品の読むべき次の一冊を選ぶなら、このシリーズを。
posted by 灯台守 at 19:48| Comment(0) |
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]