ぐるりのこと 梨木香歩 新潮文庫
「春になったら莓をつみに」につづくエッセイ。
なかなか硬いエッセイであるが、好感を持って読んだ。
いろいろなエピソードの中、「沼・・」の創作時点の話などが
登場するところが興味深い。
基本的にマジメな人みたいで、背筋の伸びた文章と
内容が淡々と語られる。
植物に絡む話を封印したとか、いろいろ面白いエピソードは
あるが 枠からはずれている感じはない。
やっぱり自分にとって微妙な位置付けの作家であることは
変わりなく、一層その位置を確保?したようだった。
2007年12月17日
ぐるりのこと 梨木香歩
posted by 灯台守 at 23:59| Comment(0)
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