2007年12月11日

春になったら莓を摘みに 梨木香歩

春になったら莓を摘みに 梨木香歩 新潮社
単行本で買ったが、文庫にも落ちている様子。どうも、「5年後に」という
追加エッセイがあるらしい。

「ぐるりのこと」というエッセイ集第二弾を買ったので、思い出して第一集のことを
書いておこうと思った。梨木さんは、読者を選ぶ作家であると思う。どうも私は
当落線上をふらふらしている読者のようだ。落選でも当選でもなく、ふらふらと
本の小口を歩いているかのよう。
どちらかというと、最近はやりの癒し系のファンタジーの書き手だが、内容はというと
かなりハード。例の「ぬか床」の話など、生命の起源と存在意義を背後から
突きつけられているようで、座りが悪かった覚えがある。

このエッセイは、彼女が英国留学していたころの話。滞在先の英国婦人の毅然たる
態度がすがすがしい。異文化コミュニケーションとは、こういうせめぎ合いと互いの
確認で始まるのだろう。

まずい私の評論では、満足できない貴兄には、神沢利子さんの
名文をどうぞ。(以下のURLをクリック)
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/429902.html
posted by 灯台守 at 18:01| Comment(0) |
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