2018年05月13日

ノーストリリア コードウェイナー・スミス

ノーストリリア コードウェイナー・スミス ハヤカワ文庫SF

スミスの唯一の長編小説である「ノーストリリア」を久方ぶりに再読した。二十年は経過していないけど、十年は経過している。新たな発見はあっただろうか。

主人公はロッド・マクバン。彼はノーストリリア人としてはサベれないしキトれない。不適合者である。3回の再生/成長を試みたが他の人たちとテレパシーで交流できなかった。しかし、聞き取れる時の彼の能力はすさまじいことは秘密だった。九死に一生を得た彼は、次に迫る危機回避のため、なんと地球を買ってしまう・・・

人類補完機構のシリーズでは唯一の長編であり、オールキャスト登場的な側面もある。典型的な少年の成長譚ともいえるが、魅力的な挿話の数々が何とも言えない感覚を呼び覚ます。

特に、シリーズ最強のヒロイン、ク・メルが登場することが一層の魅力を掻き立てる。そして最終的なしめくくりも、いかにも人類補完機構的なエンディングが待ち構えている、決して100%のハッピーエンドは無いのだろう・・・
posted by 灯台守 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | SF
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