2018年02月02日

百貨の魔法 村山早紀

本屋大賞候補作、4冊目。

百貨の魔法 村山早紀 ポプラ社
昨年の候補作、「桜風堂書店ものがたり」と世界観を同じくするお話。

風早の街にある古いけれど街の人々に愛される百貨店といえば「星野百貨店」。その店を支える人々が語る百貨店とのお話。そこには伝説のように語られる金目銀目の白い子猫が・・・魔法のひとときに触れられる。

全五話。一話毎に人がいて百貨店とのかかわりの中、語られる心の内側がしみこむ。人生があって、そこにあたたかな百貨店があって、交錯する想いが転がっていく。でも、果てしなく優しい笑顔が見えてくるのは、やっぱり村山さんの作品らしい。

前作の世界と重なってさわやかで心温まる読後感があって、幸せに浸った。危機にある百貨店と、その行く手にある未来も、仕掛けの延長上にあるというサービスネタも盛り込んであってという一冊だった。

posted by 灯台守 at 21:13| Comment(0) | TrackBack(0) |
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