2017年07月23日

かがみの孤城 辻村深月

かがみの孤城 辻村深月 ポプラ社

学校に行けなくなった、安西こころ。あるとき彼女は鏡の中から呼ばれ、同じ中学生とともに「鏡の城」の「願いの部屋」の「願いのカギ」を探すことになる。集められた7人は、なぜ集められたのか、願いのカギとは、そして「オオカミさま」とは・・・ 様々な感情、想いが交錯し、一年の月日が流れる・・・
果たして彼・彼女たちはどうなるのだろうか。

たぶん特異な形のファンタジー作品。しっかりと現代世界に結び付けられていながら、向こう側の孤城との話も尽きない。ファンタジーでありながら、派手な魔法もバトルもない。しかし、物語が進行するにつれて7人の背景や事実が表れてくるに従って謎は謎を呼ぶ。ミステリー的な話をベースにしつつ、人間関係をさりげなく描きながら、大団円に持っていく描き方は辻村さんの真骨頂だろう。

やっぱり最後の数ページで、辻村節が満開となる。やっぱり上手いの一言につきます。
posted by 灯台守 at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー
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