2015年06月18日

オーデュポンの祈り 伊坂幸太郎

オーデュポンの祈り 伊坂幸太郎 新潮文庫

伊坂さんのデビュー作。
コンビニ強盗を行おうとして、見事に失敗した伊藤は、護送される間に脱走を図る。そして気がついたら不思議な島にいた。現代社会から隔離されながらも文明化されている”萩島”。そこは江戸時代から逆鎖国していた。
そこには変な住民が暮らしていて、逆のことばかり言う画家、島の法律のように人を射殺する男などがいた。中でも人の言葉をしゃべり未来を語る”かかし”までいた。伊藤が島に到着した次の日にそのかかしは殺される。かかしは、自分が殺されることを知っていたのか。

すべての原点があるといえるデビュー作。やはり伊坂さんらしいファンタジー・ミステリ。幾つかの謎が、少しづつ収束していく過程は、やっぱり素晴らしい。一見関連性の無い事柄が伏線としてエンディングになだれ込んでいく。最終的な謎の大きさは、今ひとつかも知れないがやはり一読の価値のある作品といえよう。
posted by 灯台守 at 05:55| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー
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