2015年05月06日

妻と帽子をまちがえた男 オリヴァー・サックス

妻と帽子をまちがえた男 オリヴァー・サックス ハヤカワ・ノンフィクション文庫

脳神経科医のオリヴァー・サックス博士が出会った不思議な症例を紹介していくノンフィクション。脳の不思議な機能は、その「障害」という形でくしくも私達の前に現れる。妻を帽子と間違えてかぶろうとした音楽家や、からだの感覚を喪失し歩くこともできなくなった女性、懐かしい音楽が聴こえ続ける老婦人・・・不思議な症例に悩む患者達と、その症例に寄り添う人たちを患者達と同じ視点で見続けるやさしいエッセイ集。

読書会で「オリヴァー・サックス氏」の著作を紹介された直後、古書店で発見。即購入。この種の話になると、その症例のみに注意がいきがちだが、彼の文章は患者側の視点から書かれている。時に医者としての興味から行き過ぎてしまい後悔の弁もあったり、自らの力足らず・・・と後悔することもある。また、劇的な改善が行われ感動と人間の不思議に触れた感動もある。

「事実は小説よりも奇なり」とは良く言ったもの。ノンフィクションも捨て難い・・・と思った次第。
posted by 灯台守 at 15:04| Comment(2) | TrackBack(0) |
この記事へのコメント
わあ(#^^#)
読んで下さったんですね♪

本好きな方々って割と自分の好きなジャンルがあるけれど、その枠を越えて「捨て難い」というお言葉。。私が著者じゃないけれど、とっても嬉しいです(^^ゞ
Posted by Nature at 2015年05月07日 21:41
コメント有難うございます。
不思議に、某古書店でめぐりあいました。ちょっと見は「面白い症例」に惹かれますが裏には深い洞察力と人間愛が隠れています。良い医学エッセイです。

医学って、結局は人を観ることなんだとつくづく感じた次第です。
Posted by 灯台守 at 2015年05月10日 18:03
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