長安牡丹花異聞 森福都 文藝春秋文庫
前回の「琥珀枕」に続き、「本おや」の店主さんからススメられた本。面白いのに絶版とか。とほほ。
表題作からなる中短篇集。表題作は、第三回松本清張賞受賞。夜光る牡丹を武器に、異国の凄腕衛士と絶世の美女の踊子と一攫千金を狙う孝行息子の顛末を描く。やはり中国を感じさせる文章は上手い。
私は、科挙を題材にした「ティーティング」が良かった。
長安牡丹花異聞
累卵
チィーティング
殿(しんがり)
虞良仁膏奇譚(ぐらじんこうきたん)
梨花雪
以上、六編の収録。しかし、絶版はもったいない。
2015年02月20日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/114111798
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック
http://blog.sakura.ne.jp/tb/114111798
※ブログオーナーが承認したトラックバックのみ表示されます。
この記事へのトラックバック