2014年08月03日

格闘する者に○  三浦しをん

格闘する者に○  三浦しをん 新潮文庫
三浦しをんデビュー作。
厄介な家柄に生まれ母を幼い時に失い、義母にそだてられた可南子。父は仕事のため実家にはほとんど不在であり、弟と一緒に義母に気遣いながら暮らす日々であった。そんな可南子も大学四年になるにあたり就職を考え始める・・・

政治家を代々排出する家系に生まれ、父親は国会議員(らしい)で義母と半分だけ血が繋がっている弟と暮らす主人公の就職活動を描く。表題は、その就職活動中のエピソードから取られているが、なんとも言いえて妙である。70歳を超える書道家の恋人がいたり、政治家の父と自分の立ち位置を気に病む義母、自分の運命にちょっと斜に構えながら優しい弟、ちょっと変わった、でもなかなか良い(でも少ない)友人たちとのかかわりを描く。

やはりデビュー作でも三浦しをんは三浦しをん。不思議な感覚の残る小説。
posted by 灯台守 at 09:46| Comment(0) | TrackBack(0) |
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