2018年05月13日

ノーストリリア コードウェイナー・スミス

ノーストリリア コードウェイナー・スミス ハヤカワ文庫SF

スミスの唯一の長編小説である「ノーストリリア」を久方ぶりに再読した。二十年は経過していないけど、十年は経過している。新たな発見はあっただろうか。

主人公はロッド・マクバン。彼はノーストリリア人としてはサベれないしキトれない。不適合者である。3回の再生/成長を試みたが他の人たちとテレパシーで交流できなかった。しかし、聞き取れる時の彼の能力はすさまじいことは秘密だった。九死に一生を得た彼は、次に迫る危機回避のため、なんと地球を買ってしまう・・・

人類補完機構のシリーズでは唯一の長編であり、オールキャスト登場的な側面もある。典型的な少年の成長譚ともいえるが、魅力的な挿話の数々が何とも言えない感覚を呼び覚ます。

特に、シリーズ最強のヒロイン、ク・メルが登場することが一層の魅力を掻き立てる。そして最終的なしめくくりも、いかにも人類補完機構的なエンディングが待ち構えている、決して100%のハッピーエンドは無いのだろう・・・
posted by 灯台守 at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | SF

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル

1995年に公開された『ジュマンジ』の続編らしい。高校で居残りを命じられて物置状態の部屋を片付けるように指示された四人は、見たことが無いTVゲームを見つける。そこにあったTVに接続するとジュマンジというゲームが起動されプレイを始めると、いきなりゲーム内に吸い込まれてしまう・・・

期待しないで見に行ったジュマンジ。前作も知らず、ゲームものとの情報くらいしかない中、なかなかの佳作だったと思う。ゲーム内という事を活用するし、NPCの役割と語りを使用して場面展開と進行を加速している。現実とゲーム内との俳優さんのアサインが絶妙だし、なかなか演技が上手い。ゲームで言うライフの使い方が絶妙で非常に効果的な印象を与えてくれる。伏線の張り方も、見え見え感はあるがなかなか爽快な回収を行ってくれる。

メンバー間の状況をゲーム突入前までに説明して、全体に流れるバックボーンを構築している。エンディングも、物語の流れを上手く展開してまとめ上げているし、冒頭とエンディングが、ちゃんと繋がっている所も評価したい。

単純に楽しみたいならオススメの映画ですね。
posted by 灯台守 at 06:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画