2018年04月01日

BEASTARS 板垣巴留

BEASTARS 板垣巴留 少年チャンピオンコミックス
「マンガ大賞2018」で大賞にかがいた作品。少年チャンピオンコミックスを新品で買うのは、何時以来だろう・・・

知性があり、直立する肉食獣と草食獣が共存する世界の高校を舞台に本能・野生と理性に悩む様子を描く。さすがに大賞を受賞する作品で、読みごたえはあるし、いわゆる外見と内面の葛藤の話は分かりやすいが、この構成を考えたのは素晴らしい。

学園に君臨するリーダーが「鹿」というところがよい。悩む主人公は、ハイイロオオカミというのも良い。ハイイロオオカミは、はっきり言ってデカイ。ちょっとした犬ではない。そのハイイロオオカミが想像できると、この話の面白みがさらに倍増する。

現在、最新刊が7巻とのこと。7巻は売り切れで、6巻まで一気読み。なお、短編集もある。こちらも良いです。

なお、作者の方は、あの「バキ!」の板垣恵介さんの娘さんとのこと。
posted by 灯台守 at 17:33| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

たゆたえども沈まず 原田マハ

たゆたえども沈まず 原田マハ 幻冬舎
今年度の本屋大賞 候補作 10作目

1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー

といううたい文句の本。原田マサさんの絵画シリーズの三作目といえる。期待大で読み始めたが、なんかしっくりこなかった。そのまま最後までズルズルと続き終了。私自身がゴッホの絵があまり好きではないことが大きいのか、結末を知っているからなのか、(多分、双方の影響が・・・)

さすがに原田さんの筆の力は素晴らしく、読者を19世紀末のパリに連れて行ってくれる。ただ、読後感の寂しさはなんだろう。

さて、これにて10冊を読了。なかなか、大賞候補が難しい・・・
posted by 灯台守 at 09:57| Comment(0) | TrackBack(0) |