2015年08月14日

重力ピエロ 伊坂幸太郎

重力ピエロ 伊坂幸太郎 新潮文庫

不思議な兄弟と父親のお話。
兄は泉水、二つ下の弟は春、優しい父、美しい母。過去にあった辛い記憶を抱えて兄弟が大人になった頃、事件は始まる。連続放火と、火事を予見するような謎のグラフィティアートの出現。そしてそのアートと遺伝子のルールの奇妙なリンク。謎解きに乗り出した兄が遂に直面する圧倒的な真実とは。(新潮社 Webの紹介より)

うーん。確かに、語り口の手法は新しい。短い話が畳み掛けるように繋がっていく。その話が、折り重なり次第にある様相を呈してくる・・・というのは、すごく面白い。しかし、何か物足りない。何だろうか。伊坂さんらしい伏線もきっちり張ってあるし、その回収も手慣れたもの。でも、残らない感じ。

佳作だが傑作では無いか・・・。

でもお父さんは良い。好感を持って読んだ。

posted by 灯台守 at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) |