2015年05月21日

庖丁ざむらい 十時半睡事件帖 白石一郎

庖丁ざむらい 十時半睡事件帖 白石一郎 講談社文庫
久方ぶりの再読。十年ぶりくらいかも。古書店でシリーズ一括の入手だが、Amazonで調べると品切れ状態だった。もったいない・・・。

九州・黒田藩では十人目付け制度を導入した。十時半睡はすでに隠居の身だったが、藩の強い要望を受けそのまとめ役を引き受けた。その目付け役に持ち込まれる藩のあれこれを裁く姿を描く。

大岡裁きでもなく、捕物帳のような謎解きも無い。あるのは武士のあるがままの生活である。白石一郎さんの視点は、いままでの武士のイメージではなく、人間として彼らを描いている。

全十一編。武士の悲喜交々の模様を描く。
posted by 灯台守 at 05:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物