2015年03月03日

怒り<上下> 吉田修一

怒り<上下> 吉田修一 中央公論社
残り2作となった本屋大賞候補作シリーズ。
夫婦が惨殺された。現場に残された「怒」という文字を残して。犯人は逃走し一年が過ぎた。そして・・・。ゲイの優馬の前に現れた直人、傷心の愛子は長野からやってきた田代、母のトラブルのため沖縄の果てにやってきた泉は無人島にいた田中と出会う。それぞれの話はエンディングに向かって行く・・・

一気に読めるお話。ミステリとは違ういろいろな物や想いををはらむ3つの話が、冒頭の事件を担当する刑事の視点で結ばれて行く。ミステリファンは、ちょっと肩すかしかもしれないが、リアルな人生の一面を切り取って見せてくれるものがあると思う。
posted by 灯台守 at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) |