2015年03月09日

Another <上> 綾辻行人

Another <上> 綾辻行人 角川文庫
すずらん堂に出演していた綾辻さんを見て急に読みたくなり購入。ミステリというかホラーというか。なかなかな、学園ミステリホラーかも。

榊原恒一は中学3年生。母親が出産時に亡くなったため、父との二人暮らし。父親は大学教授でインドに調査旅行に行っているため、その期間、母親の実家に住むことになったが肺気胸で入院することになる。GW開けにやっと退院出来そうになった彼は、不思議な美少女・見崎鳴(ミサキメイ)と会う・・・。

夜見山の北中学校の三年三組に伝わる伝説とは。その正体は。謎が謎を呼び、惨劇は始まりを告げる。

やっぱり綾辻さんのホラー。学園モノでもやっぱりホラー。たぶん、いろいろと仕掛けが合って伏線もあって、楽しみは広がる。あっと言う間の上巻は終了。期待しながら下巻へ続く。
posted by 灯台守 at 20:15| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ

2015年03月08日

はじまりのうた

はじまりのうた
一応、今年のアカデミー賞ノミネート作品。ジョン・カーニー監督、キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ主演。音楽の魔力を感じさせてくれる素敵な一遍。

グレタ(キーラ・ナイトレイ)は、恋人の曲が映画の挿入歌に選ばれメジャーデビューに付いてNYにやってくる。しかし、彼は契約先のミュージックプロダクションの社員と恋仲になって振られてしまう。そんな彼女を励ますべく旧友がライブに誘い出し、一曲歌うよう舞台に引き上げられる。その歌を会社と喧嘩別れしたばかりのダン(マーク・ラファロ)が聞きつける・・・

ご都合主義も、予定調和も消し飛んでしまうのが音楽かもしれない。主題歌のLostStarsを歌うキーラ・ナイトレイの声がまだ耳に残っています。恋人とのその後は、どうなったか。ダンと奥さんのその後はどうなったか、そもそもキーラの今後は・・・。気になることはいっぱいありますが、全部ひっくるめて花火のように打ち上げたような余韻が残っています。

幸せな時間をくれて感謝の映画でした。
posted by 灯台守 at 18:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2015年03月07日

朱唇 井上祐美子

朱唇 井上祐美子 中央公論新社 中公文庫

「本おや」の店主さんから中国つながりでオススメされた本。井上祐美子さんは初めて。
中国の妓女を描く連作短編集

朱唇
背信
牙娘
玉面
歩歩金蓮
断腸
名手

どの作品も、女性の美と健気さと芯の強さ、そして心意気を感じさせる。

森福さんとは一味違ってファンタジー色はあまり無いが、中国の華麗な世界と女性の強さと弱さを相包含したものを感じさせる名作短編集。
posted by 灯台守 at 20:59| Comment(0) | TrackBack(0) |

2015年03月06日

機龍警察 月村了衛

機龍警察 月村了衛 ハヤカワJA文庫
テロが一般化する近未来。市街地での戦闘で強化アーマーを用いた接近戦が多様化するようになり、テロリストも違法に生産されたパーツ、つまり密造アーマーを用いた。一般的には機甲兵装と呼ばれる人型ロボット機器を用いられた悲惨な事件を契機に警視庁は特捜部隊を立ち上げる。そこは機龍と呼ばれる最先端機甲兵装があった・・・

魅力的な設定、説得力のある背景構築、そして魅力的な人物群を惜しげも無く畳み掛けてくる。さらに、次作につながる伏線も堂々と張ってくる。この自信は素晴らしい。ガンダム世代のラノベで育った甘いSFファンには、ちょっと厳しいかも。さらに従来の警察小説にあった組織のしがらみもスパイスの様にきかせてある。

たまらず次作も購入。上下二巻のボリュームも嬉しいがSF大賞受賞作らしい。良いシリーズを発見したと思う。
posted by 灯台守 at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | SF

2015年03月05日

億男 川村元気

億男 川村元気 マガジンハウス
本屋対象候補シリーズ。最終巻となりました。
一男は、とある事情からかなりの額の借金を抱え、昼夜問わず働いている。その一男が福引の景品でもらった宝くじが当選し三億円を手に入れた。その三億円の使い道を、起業家で大富豪で友人だった九十九に問いかけた・・・

かなり手軽に読める一冊である。すいすい読めます。言いたいことは分かるような気もします。しかし、ちょっと理解できない所もあります。おしなべていまひとつ。

芝浜は、そう簡単なお話ではないです。古今の落語家が格闘してきたお話ですから、単純なお話ではありません。
posted by 灯台守 at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) |

2015年03月04日

桂文枝独演会 in 加古川

桂文枝独演会 in 加古川

3/1に加古川市民会館にて桂文枝さんの独演会がありました。
出演と演題は下記の通り。

桂三実 延陽伯
桂三語 猫すねちゃった
桂三風 引き出物
桂文枝 宿題
桂文枝 優しい言葉

宿題は昨年末に家内と時繁昌亭で桂三若さんで聴いている。
http://l-h-keeper.sblo.jp/article/107912205.html
優しい言葉は繁昌亭の創作落語の会で聴いている。
http://l-h-keeper.sblo.jp/article/106240068.html

不思議な事に同じ噺でもまったく違うふうに感じることが出来る。落語の奥深さだと思っているし文枝さんの芸の力かもしれない。
posted by 灯台守 at 07:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語

2015年03月03日

怒り<上下> 吉田修一

怒り<上下> 吉田修一 中央公論社
残り2作となった本屋大賞候補作シリーズ。
夫婦が惨殺された。現場に残された「怒」という文字を残して。犯人は逃走し一年が過ぎた。そして・・・。ゲイの優馬の前に現れた直人、傷心の愛子は長野からやってきた田代、母のトラブルのため沖縄の果てにやってきた泉は無人島にいた田中と出会う。それぞれの話はエンディングに向かって行く・・・

一気に読めるお話。ミステリとは違ういろいろな物や想いををはらむ3つの話が、冒頭の事件を担当する刑事の視点で結ばれて行く。ミステリファンは、ちょっと肩すかしかもしれないが、リアルな人生の一面を切り取って見せてくれるものがあると思う。
posted by 灯台守 at 05:52| Comment(0) | TrackBack(0) |