2015年02月18日

満願 米澤穂信

満願 米澤穂信 新潮社
山本周五郎賞受賞作品、直木賞候補、このミス系の3つで1位。本屋大賞の候補でも有る。

夜警
死人宿
柘榴
万灯
関守
満願

以上6つの短編から構成。
ミステリの醍醐味は、謎の解かれた瞬間である。この六編はどれもひとつの謎をはらんでいるが、さて最後の謎解きで世界が変わったか・・・ トリック的には魅力的なものだったが、何か足らない感じがしたのは何故だろう。

トリックだけでは語れないミステリの奥深さを思った次第。
posted by 灯台守 at 05:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ

2015年02月16日

ANNIE/アニー

「アニー」は名作ミュージカル。舞台でも毎年上演されているが、今作は三十数年ぶりのスクリーン用映画・リメイク。

アニーは里子を預かっっているハニガンさんの下で暮らす孤児。彼女は毎週金曜日に自分が置き去られたお店で両親が来ることを待っている。そんなある日、携帯電話の革命児・スタックスに助けられ、その様子がネットにアップされる。スタックスはニューヨーク市長に立候補しており、この話題で一躍支持率は上がったが・・・

名曲、「Tommorow」を始めとするナンバーがずらり。この映画用に多少変更はされているが、やはりミュージカルの楽しさは健在である。冒頭のルーズベルトの解説は、旧作へのオマージュだったり、ミュージカルへの賛美がったり、くすっと笑えるコメディ的要素もある。
ジェイミー・フォックスも良かったが、キャメロン・ディアスはやっぱり上手いです。なによりクヮヴェンジャネ・ウォレスの演技が良いです。歌もなかなか。末恐ろしい。
posted by 灯台守 at 06:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2015年02月15日

鬼やらい〈上・下〉小松 エメル

鬼やらい〈上・下〉 小松エメル ポプラ文庫ピュアフル) 文庫

一鬼夜行の続編。今作は上下ニ巻。わりとスラスラ読める。

小春がいなくなって半年。喜蔵は、表面には出さないものの、小春のことを案じていた。そんな折、ひょこっと小春が帰ってくる。なんでも「この辺りに妖怪関連の仕事がある」という。そう、巷では鮮やかな妖怪を見たという噂が流れていた・・・

今回のイチオシは、付喪神の硯。その妖生(人生ではなく妖怪の生)は、なかなか素晴らしく涙なしでは聞くこと能わず・・・という所。その分、小春が追う妖怪は、今ひとつ印象が薄い。

硯や祖父の話がよかった分、焦点がぼやけた感はある。さて、次の話を購入するかどうか迷う所。
posted by 灯台守 at 20:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

柳家三三 独演会 at 神戸新聞松方ホール

2/14 バレンタインデーの三三さん独演会。
演目は下記の通り。

代脈    三遊亭歌太郎
ねずみ   柳家三三
仲入り
五貫裁き  柳家三三

代脈は、先日の繁昌亭でも聴いたお噺。
ねずみは、左甚五郎のお噺だが、三三さんにかかると人物が生き生きと動く様が見える。いいなぁ。ねずみ屋の息子の描写が秀逸。
五貫裁きは大岡政談の一つ。出囃子が「大岡越前」だったのが懐かしい。この噺、悪徳質屋は「徳力屋
というけど、今でも続く老舗だとのこと。びっくり。

次の三三さんのお噺に遭遇するのはいつでしょうかねぇ。
posted by 灯台守 at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語

2015年02月12日

八妖伝 バリー・ヒューガード

八妖伝 バリー・ヒューガード ハヤカワFT文庫
李高と十牛のシリーズも三巻で完結編。回収されない伏線もありながらの中国伝奇シリーズ。

またまた李老師と十牛は、不可解な事件に遭遇。帝国の高官が妖怪に惨殺された。それも奇妙な鳥籠を残して。その鳥籠が謎をとく鍵だと思った老師は、同じものが八っつあると突き止めるが・・・。

今回は、田中芳樹先生によると、山海経だとか。さもありなんな奇想天外な展開ではあった。なかなか、読みにくいが中国の雰囲気は素晴らしく伝わってくる。この巻が最終巻というのが残念。しかも品切れ状態。もったいない。
posted by 灯台守 at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2015年02月11日

繕い裁つ人

繕い裁つ人は、三島有紀子監督作品。中谷美紀、三浦貴大 主演。
オール兵庫(神戸)ロケの作品。でも東京のシーンもあったような。

主人公の南市江は、祖母の洋裁店を引き継ぎ、その仕立直し・修繕を基本としている。時には、祖母のデザインをベースにした洋服も昔からの付き合いのある店には出しているが、「生活のため」と公言してはばからない。そんな彼女の服に惚れ込んだ大手デパートの藤井は彼女にブランド化を勧めるが・・・

大きな事件が起こるわけでもなく、最後にきっちりしたものが提示されるでも無いが、何故か心に残る。主役の中谷美紀は、ここ数年芸達者になった。脇を固める余貴美子や黒木華、片桐はいりも良い。
何より、三浦貴大が下手では無いことを再認識。

洋服を巡る環境、歳を経ることへの関わり方を、それとなく、押し付けがましくなく展開する映像に惹かれる作品だった。

posted by 灯台守 at 21:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2015年02月09日

柳家喬太郎 独演会

2/8に京都府立府民ホール「アルティ」にて、柳家喬太郎さんの落語独演会を聴きました。

饅頭こわい・柳家喬太郎
幇間腹・柳家喬之進
路地裏の伝説・柳家喬太郎
仲入り
うどん屋・柳家喬太郎

登場シーンにて「前座の喬太郎です」といって、話し始める喬太郎さん。羽織もなく、まくらもなくホントに前座風。オリジナルの話を挟んで全部で3つのお噺は、やっぱりお見事でした。

京都まで来た甲斐がありました。
posted by 灯台守 at 20:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語