2014年12月22日

剣姫 クリスティン・カショア

剣姫 ―グレイスリング― クリスティン・カショア ハヤカワFT文庫
その世界には、7つの王国があった。そして左右の目の色が違う人には賜と呼ばれる特殊能力があった。王国の姫として生まれた美貌の彼女の賜は「殺人の賜」。伯父の国王は彼女を強力な武器として使い、国を恐怖で支配することがあった。そのことにジレンマを感じる彼女は、独自に「諮問機関」という組織を作り、王の圧政を裏の世界から崩していく。その活動の一環として隣国の地下牢から救い出したのは、遠国・ロール国の国王の父だった・・・。

ファンタジーはその設定が重要である。「賜」の設定はかなりユニークであり、そこがこの物語のキモでもある。「殺人の賜」を持つカーツァ。その才能ゆえの悩み。同じ賜持ちのポオとの出会いと困惑・・・。そして意外な事件の黒幕等々、エンターテイメントとしても、成長物語としてもなかなか。

三部作らしいので、続刊の翻訳を期待して待つとします。
posted by 灯台守 at 05:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー