2014年11月18日

4TEEN 石田衣良

4TEEN 石田衣良 新潮文庫
石田衣良の直木賞受賞作品。でも、青春小説であり、ヤングアダルト作品としてとらえたい。

東京の月島に住むナオト、ダイ、ジュン、テツローは中学2年の同級生4人組。14歳という季節を疾走する。

短編で構成されるお話の冒頭は、いきなりの早老症から始まる。過食症と不登校、DV、死の問題や現代が抱える負の面を見せつける。14際のリアルとして適切かどうか、それは読者が決めること。池袋ウエストゲートパークが若者たちの話なら、こちらはローティーンのお話だが基本は同じということか。
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2014年11月17日

Gボーイズ冬戦争 I.W.G.P 石田衣良

Gボーイズ冬戦争 〜池袋ウエスト・ゲート・パーク〜 石田衣良
シリーズ7作目。

要町テレフォンマン
詐欺師のヴィーナス
バーン・ダウン・ザ・ハウス
Gボーイズ冬戦争

振り込めサギ、キャッチセールス、放火と続き、最後の話は我らがキングとマコトの話で締めとくる。時代の最先端を疾走するストーリーにふさわしい4話が続く。

今回のオススメキャラは、バーン・ダウン・ザ・ハウスのユウキ。彼が乗り越えたハードを誰もが越えられるとは限らない。シリーズでも珠玉の一遍の主人公ということで。
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2014年11月16日

柳家三三 独演会 in 大阪

本日は柳家三三さんの独演会。大阪ビジネスパークの中のIMPホール。「普段はプロレスとかされているようですが・・・」とか、三三さんご自身もおっしゃっていた。

で、出し物は下記。

「大工調べ」
「ハワイの雪」
の二席。ハワイの雪は喬太郎さんの新作落語。大工調べの枕は、「アナ雪」でニ十分。
大工調べは、古典・講談お得意の三三さんらしく、まくし立てる部分は、さすがの迫力で拍手も起こった。もうひとつの話、。ハワイの雪は喬太郎さんの新作落語でしたが、登場の女子大生がおもわず「たな賃」といいかけた部分を自分で突っ込んでいて、大受けでした。

そうじて、堪能の二時間でございました。
posted by 灯台守 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 落語

2014年11月14日

美女と野獣 (フランス実写版)

美女と野獣 (フランス実写版)La Belle et la Bête
オリジナルの話に近い実写版。クリストフ・ガンズ監督、レア・セドゥがヒロイン役。
ベルは、3人の兄弟、2人の姉を持つ末娘。富豪の商人である父の船はすべて嵐で帰ってこなかった。そのうちのひとつだけが、帰港したという話を聞き、港に駆けつける。しかし、荷の権利は彼にはなく失意のうちに帰宅するが、途中道に迷い不思議な城に到着する。その城で財宝を見つけた彼は、帰路を急ぐが末娘の願いである薔薇の花を摘み持ち帰ろうとした時、城の野獣に咎められる。ベルは父親の身代わりに城へ行くが・・・。

ハリウッド映画とは一線を画す映像が続く。ヒロインのレア・セドゥが美しく、その衣装も場面により何着も登場するが、なかなか素晴らしい。城の作りもどこか懐かしく、でも見たことの無い作りを見せてくれるし森や風景も一枚の絵画のようである。

「なぜ野獣はその運命に落ちたか?」を中心として描かれる本作品。自然と人間の関わりが鍵なので、その描写は丁寧である。城の妖精?や、キーとなる森の牝鹿、最後の戦いの様子など丁寧で美しく楽しませてくれる作品だと思う。ディズニーの作品よりもコクトーのそれを意識して作っているに違いないだろう。
posted by 灯台守 at 06:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2014年11月11日

夢馬の使命 ピアズ・アンソニー

夢馬の使命 ピアズ・アンソニー 早川FT文庫
ザンス・シリーズ 6作目。
前作の人喰い鬼のバリバリの探索に出てきた夢馬のインブリが主役である。
百五十年ぶりのマンダニアからの侵攻。その危機を防ぐために彼女は、夜の夢馬の主からある伝言をトレント王に伝えるよう指示された。「馬の乗りてに注意を!」ということを・・である。

しかし、ザンスのトレント王、ドオア、ハンフリー、ゾンビーの頭、はてはビンクまでも意識不明の状況に追い込まれる。謎の伝言の意味は?そしてザンスの危機は回避できるのか。

ロジックの言葉遊びが多いザンスシリーズだが、この話はラストへの収束の仕方が鮮やかで面白い。シリーズでも傑作だろう。
posted by 灯台守 at 20:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2014年11月10日

人喰い鬼の探索 ピアズ・アンソニー

人喰い鬼の探索 ピアズ・アンソニー 早川FT文庫
ザンス・シリーズ 5作目。
人喰い鬼のメリメリは、人喰い鬼のバリバリと人喰い鬼を演じている悪霊の女優ニンフの子である。そんな彼は、何か足らないものを感じ魔法使いハンフリーを訪問する。ハンフリーはメリメリに彼から回答をもらったニンフと人間のハーフであるタンディを始めとするさまざまな美女と旅をする。彼女ら7人と彼はルーグナ城を目指すが・・・催眠ひょうたんに意識を吸い込まれた彼はどうなるか?

バリバリの悩みは、まあ、わかってみれば納得できるが、さすがにピアズ・アンソニイはその後のツッコミがうまい。催眠ひょうたんも面白い仕掛けであって、ザンスの世界がまた広がる。最初のタンディの悩みが、そのまま最後のオチに繋がっていくのはうまい。
posted by 灯台守 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2014年11月06日

魔法の通廊 ピアズ・アンソニー

魔法の通廊 ピアズ・アンソニー 早川FT文庫
ザンス・シリーズ 4作目。
ドオアが王になる・・・と言っても、トレント王がマンダニアに行っている二週間ほどの間だけ。仮の王、模擬練習という感じである。しかし、王の帰還は予定の期日になっても無い。魔法使いハンフリーに聞きに行くが、彼は「魔法使い級」の魔法保持者が現れたとの話も聞く。さらに、その方向と王の行方を探るのは同じらしい。王の娘イレーヌやゴーレム、人喰い鬼のメリメリらと探索の旅に出るが・・・

新たな魔法使いの登場と、ドオアとイレーヌの成長も初々しい。やっぱり面白いザンスシリーズ。
posted by 灯台守 at 06:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー