2014年10月21日

エルデスト 宿命の赤き翼 上下 クリストファー・パオリーニ

エルデスト 宿命の赤き翼 上下 クリストファー・パオリーニ

帝国と闘うヴァーデン。指導者を亡くした彼らは、若き指導者としてナスアダを選ぶ。エラゴンはライダーとしての修行のためエルフの国へ向かう。

一方、エラゴンの従兄弟であるローランは自らの村人を救うため村民全体で帝国の手先ラーザックから逃げる・・・

第二巻からエラゴンと平行してローランが描かれる。ヒーローと普通の人とも言える描写はなかなか珍しい。
posted by 灯台守 at 06:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2014年10月19日

オーヴォ シルク・ド・ソレイユ

本日は、シルク・ド・ソレイユの日本公演・大阪編へ行ってきた。題名は「OVO」=オーヴォ。虫達と花々がモチーフのシルク・ド・ソレイユの世界は、やっぱり異世界ファンタジーでした。

一番良かったのは、5人の少女が織りなす「足芸」。中国系の曲技団が壺とか机とかを足で回す芸の延長線だが、シルク・ド・ソレイユのそれは、非常に洗練されていて美しく可愛い。人を二重に扱うのは初めて見た。もうひとつは、空中ブランコ・モドキ。ブランコがほとんど無いが、同じようなアクションを行う。最初の導入から、終了の動きが素晴らしい。これも相当感動。

シルク・ド・ソレイユは、DVDも出ているけど生じゃないと分からないものも多い。やっぱり「生舞台は最高!」なのです。
posted by 灯台守 at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

ぶどうのなみだ

「ぶどうのなみだ」は、三島有紀子監督作品。主演は大泉洋、染谷将太、シンガー・ソング・ライターの安藤裕子。(女優もしていたというのは、今回調べて初めてしった。)

北海道の空知で小麦を作るロクは、ワイン作りに挑む歳の離れた兄のアオと暮らしている。その二人暮らしの農場の隣に不思議な旅人、エリカがやってくる。
それぞれの人生を抱え、三人はそれぞれに戦っている。そんな三人と関わる人達を、アオの作るワインを中心にゆっくりと北海道の自然がもたらす幸いなるモノの映画といえる。

登場人物は7人しかいないが、それぞれ個性的。田口トモロヲ演じる警官がなんとも良い。独特な雰囲気のリリィも良い。単なるワインを作る話だが、少ないセリフに深い意味を込めて撮っている監督の心配りがなんとも心地よい。

北海道の美しい自然と少ないカットだが美味しそうな食事風景に「ああ、北海道に行きたい」と思わせる映画でした。
posted by 灯台守 at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2014年10月18日

灰色のピーターパン I.W.G.P 石田衣良

灰色のピーターパン 〜池袋ウエスト・ゲート・パーク〜 石田衣良
シリーズ6作目。ネタギレにならないかと思えば、なかなか。

以下四編。
・灰色のピーターパン
・野獣とリユニオン
・駅前無認可ガーデン
・池袋フェニックス計画

今回は、それぞれのお話の主役がいつもより立っている。灰色のピーターパンのミノルくんは、なかなか好印象。盗撮、無認可保育園、外国人の就労問題。ここにも時代の風を切る鋭いナイフのエッジがきらめく。

今回のキャラクターは、甲乙つけがたいが、野獣とリユニオンのツカサ。一度、彼のパスタを食ってみたい。
posted by 灯台守 at 07:24| Comment(0) | TrackBack(0) |

2014年10月17日

反自殺クラブ I.W.G.P 石田衣良

反自殺クラブ 〜池袋ウエスト・ゲート・パーク〜 石田衣良
シリーズ5作目。

収録は、以下四作。
・スカウトマンズ・ブルース
・伝説の星
・死に至る玩具
・反自殺クラブ

今作も、出色の四編。表題作は、考えさせられる一作。自殺はキリスト教では最大の罪。残された人の後悔は計り知れない。そこを描ききる石田衣良の筆力がさすがだろう。次から次へ、時代の闇を先取りするシリーズの面目躍如。バブルと土地神話の崩壊、中国の労働環境問題等々、ネタはつきないのが大都会・池袋なのだろう。

今回のベストキャラは、神宮寺貴信ということで。さもないと、おふくろさんにぶん殴られそう・・・
posted by 灯台守 at 06:12| Comment(0) | TrackBack(0) |

2014年10月16日

天国はまだ遠く 瀬尾まいこ

天国はまだ遠く 瀬尾まいこ 新潮文庫

何をしてもうまくいかない。仕事も上司にびくびくしながら、一日が終わるのを待つような状態でこなす。そんな、毎日に嫌気が差した千鶴。「どこか遠くで死のう」と、寂れた村の、営業しているかどうかわからないような民宿で睡眠薬を大量に服用し、死ぬ・・・つもりだった。しかし、意に反してぐっすり眠って目覚めたのは翌々日の近く。すっかり、死ぬ気をなくした彼女は、民宿の田村さんのなんとも言えない対応に癒やされていく・・・

なんとも、盛り上がりも下りも無い、淡々と田舎の生活が書かれているお話。でも、不思議に納得してしまう生活感と、例えようのない安心感が溢れてくる描写が続く。これはなんと言ったらよいか。瀬尾マジックだろうか。

あとがきから推測すると、どうも作者の経験談が元になっているようではある。生きるということ、生活するということはかくも大変で、どうでもよくて、しゃかりきなっても、なすがママでも前を向いて進めばなんとかなるものだと思えてくる。

不思議な話ではあるが。
posted by 灯台守 at 05:46| Comment(0) | TrackBack(0) |

2014年10月15日

電子の星 I.W.G.P 石田衣良

電子の星 〜池袋ウエスト・ゲート・パーク〜 石田衣良
シリーズ4作目。

収録は、以下四作。
・東口ラーメンライン
・ワルツ・フォー・ベイビー
・黒いフードの夜
・電子の星

このシリーズの主人公は、マコトではなく池袋なのだなぁと改めて思わせる四作である。今作も時代のエッジを疾走する話しであるが、切ない話もある。

それが、池袋だろうということか・・・。

今回のベストキャラはサヤー。ビルマ=ミャンマー出身の少年。
posted by 灯台守 at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) |