2014年08月31日

9月になれば

9月になれば彼女は・・・これはS&Gの曲か。
いやいや、あれは4月だろ (^^;

バックを秋模様にしてみました。
posted by 灯台守 at 16:30| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

ルパン三世(実写版)

ルパン三世の実写版。小栗旬主演、とっつぁんこと銭形警部は浅野忠信。峰不二子は黒木メイサ。

もうアニメの世界では超スタンダードでファンも多い。勇気の実写化といえるだろう。アニメの印象を尊重しつつ、自分の解釈を出していく小栗旬はなかなか健闘していた。黒木メイサも、悪くはなかった。銭形警部の浅野忠信は、ちょっと頑張りすぎかな?

あの宮崎さんでさえ、「ルパンじゃない!」と叩かれまくったルパンだから、なんと言われようが実写版を作ったことを評価したい。惜しむらくは、今一つ感が漂っていたこと。ハリウッド規模の予算があれば、ドキドキ感三倍増になったと思う。うーん。残念。
posted by 灯台守 at 16:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2014年08月30日

モノレールねこ 加納朋子

モノレールねこ 加納朋子 文藝春秋
加納さんの名作短篇集。とある小説へのオマージュから作られたという気がするものもある。
収録作は以下の通り
・モノレールねこ
・パズルの中の犬
・マイ・フーリッシュ・アンクル
・シンデレラのお城
・セイムタイム・ネクストイヤー
・ちょうちょう
・ポトスの樹
・バルタン最後の日

生と死を見つめつつ、傍らに常に微笑みを置くようなお話たち。やはり、このようなお話は加納さんしか、書けないと思ってしまう。最後の「バルタン最後の日」など、笑って泣いて、3人家族の様子が手に取るようにわかる。

ご本人の体調復活を祈ってます。
posted by 灯台守 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) |

2014年08月28日

the TEAM(ザ・チーム)  井上夢人

the TEAM(ザ・チーム)  井上夢人 集英社文庫
井上さんは、同じ主人公の本を2冊は出さない。ただし、連作物はある。この本は、その系統の連作短編集である。

とあるワイドショーに、霊媒師が登場するコーナーがあった。その霊媒師は依頼人の過去から悩みまでピタリと当てて見せ、解決方法まで提示する。この霊媒師は霊感があるわけではなく、そのサポートチームに鍵があった。泥棒もハダシの調査専門の男と天才ハッカーの女、そして敏腕マネージャが依頼人の周辺を探り倒してTVの収録に臨むのだ。
霊感と呼ばれるものには裏があるということを逆手に取って、依頼人の背景を探り、とんでもないものを白日の下に晒すチームの活躍を描く。

メインストーリーは、依頼人とその悩みの裏にあるものが基本だが、ストーリーをつなげる一つの話が見事に最後に収斂していく。井上マジックのトリックにどっぷりつかりましょう。
posted by 灯台守 at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ

2014年08月26日

ふちなしのかがみ 辻村深月

ふちなしのかがみ 辻村深月 角川文庫

たぶん、ミステリというよりホラー。それも辻村ホラーじゃなくて、新・辻村ホラー。救いがあるかどうか、きわどい話もある。

・踊り場の花子
・ブランコをこぐ足
・おとうさん、したいがあるよ
・ふちなしのかがみ
・八月の天変地異

5話それぞれ五色のホラー。オススメは「踊り場の花子」のスタンダードホラーと「八月の天変地異」。後者は癒し系・辻村色の強い話が良い。
posted by 灯台守 at 21:42| Comment(0) | TrackBack(0) |

2014年08月25日

第二音楽室 佐藤多佳子

第二音楽室 佐藤多佳子 文春文庫
このブログに書いたようで、書いていなかったお話でした。
四編の音楽に関する短編から構成される物語。対の本として「聖夜」がある。

・第二音楽室
・デュエット
・FOUR
・裸樹

以上四編。小学校、中学校、中学校、高校という世代を順番に語るお話。中でも私としては「FOUR」がお気にい入り。縦笛の四重奏を実施するために男女4人が選抜されて、練習を始める。好きな男子と、その男子が好きな女子。思春期のざわざわした、それでいて柔らかい感情の動きがなんとも爽やかで懐かしい。

その世代ジャストミートの人ももちろん、青春経験者の方々にも手にとってもらいたい本である。先日の読書会で紹介したので記載してみた。
posted by 灯台守 at 06:27| Comment(0) | TrackBack(0) |

2014年08月24日

空の境界 奈須きのこ

空の境界 奈須きのこ 講談社文庫
同人誌で発表された物語をまとめ上げて再編集・加筆された一冊。

両儀式は、2年間の昏睡から醒めた後、あらゆる者の死を視ることの魔眼を手に入れる。「根源の渦」を求める荒耶宗蓮や白純里緒先輩との日々を、式を見守る黒桐、魔術師・蒼崎橙子らと境界の上を今日も歩く。着物に身を包み、赤い革のジャケットを羽織って。

観念的世界観の上に、死と生のギリギリを描いていく。文章は、まだまだこなれていないし、描写も若い。でも、なにかがありそうな気配がある。今後のバイオレンス・ファンタジーを担う伝奇作家かもしれない。
posted by 灯台守 at 20:23| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー