2014年07月04日

魔の都の二剣士 フリッツ・ライバー

魔の都の二剣士 フリッツ・ライバー 創元推理文庫
「剣と魔法」というこの分野をあらわす言葉を作ったとされるフリッツ・ライバーのヒロイックファンタジーシリーズ、第一作。

北の極寒の地 生まれのファファード、南の生まれのグレイ・マウザー。二人は北の海賊としてファファードが船に乗り込んでいたときに初めて合うが、そのときはまだ摺りあったくらい。その後、ネーウォンの首都ともいえるランクマーで巡り合う。お互いに最愛と言える女性と必死の冒険を繰り広げての後であった・・・

第一作のこの本では、二人が放浪の旅に出るきっかけが語られる。北のバイキングを想定しているファファードとは長身のバーサーカーで、小男のマウザーは多少の魔法も使うが、盗賊的である。
シリーズ冒頭の連作短編だが、いきなりの展開で幕を閉じる。独特な雰囲気の語り口で異世界ネーウォンを描く上に、彼らが背負う宿命を思い知らされる幕開けのお話である。

posted by 灯台守 at 05:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー