2014年06月20日

魔法の声 コーネリア・フンケ

魔法の声 コーネリア・フンケ WAVE出版
ドイツで活躍するファンタジー作家、フンケの第三作らしい。独特の雰囲気の語り口が「合う」「合わない」があるとも言われるが、その世界観は素晴らしい。

本の修理や補修を行う父・モーとその娘・メギー。ある夜、ホコリ指と呼ばれる男がやってきて「カプリコーン
が待っている」と告げる。メギーは、父と伯母と共にカプリコーンの魔手から逃れようとする。彼らは、父が物語の中から呼び出した登場人物だった・・・

時代は現代のはずだが、中世の雰囲気がただよう世界での冒険。登場人物が生き生きと描かれメギーの恐れや父、母に対する気持ちも読み手にすんなり入ってくる。またカプリコーンやホコリ指をはじめとするキャラクターも個性的。本好きの伯母のエリノアがなんともエキセントリック。

本作は三部作の冒頭部分。すでに完結しており邦訳も出ているので続けて読む予定。結構な大作。
posted by 灯台守 at 06:09| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー