2013年12月11日

村上海賊の娘 上 和田竜

村上海賊の娘 上 和田竜 新潮社

「のぼうの城」の和田竜が四年間をかけて書き上げた・・・がキャッチコピーの本。

時は、戦国・織田信長が勢力を拡大させていた時、信長は本願寺に攻め込もうとして包囲網を張る。籠城する本願寺は兵糧の支援を毛利家に頼み込んだ。毛利家はその兵糧の運搬役に瀬戸の海を牛耳る村上海賊選んだ。その村上海賊の中でも最大勢力だったのが能島村上だった。そしてその能島を統べる村上武吉の娘、景は・・・醜女でも海賊働きを率先して行う姫だった。

冒頭、景の海賊働きが描かれて一気に戦国の世、それも瀬戸の海に持っていかれる。上巻はほぼ前菜のようなもので、どうも和田さんが描きたかった部分は下巻の後半にあるらしい。しかし、上巻も、キャラクタは素晴らしい。すっかり男前の景や泉州の海賊達が魅力的に描かれ、なかなかのものである。やっぱり盛り上げてくれる。心弾ませ、下巻へいざ。
posted by 灯台守 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) |