2013年07月28日

夢違 恩田陸

夢違 恩田陸 角川書店

直木賞候補作。ドラマの原作になったらしいがまったく知らなかった。読んだ後にUPするのを忘れていたので、備忘録代わりに。

夢を実際の映像として記憶できるようになった世界での話。主人公・浩章の兄の婚約者、結衣子は世界でも最初の予知夢をみることが出来るという能力者だった。しかし、自ら予言した火災で死亡したとされたが、その姿を浩章は見かける。おりしも小学生が何者かに襲われる事件が発生。襲われたことは確かだが、襲ったものの正体はわからない。その謎と結衣子の関係は如何に?

恩田陸の謎の提示はすばらしい。夢の映像化というキーワードでここまでの世界観を構築できるのはすばらしい。しかし、広げた風呂敷は大きく、少々たたみ損ねている感じ。

最後のエピローグの解釈によって読者の受け取り方が変化する作品。万人受けはしないが、設定を受け止めればあなたも夢の中で・・・
posted by 灯台守 at 18:51| Comment(0) | TrackBack(0) | SF