2012年12月20日

百年法 下 山田 宗樹

百年法 下 山田 宗樹 角川書店

あらすじを書くと、もうネタバレオンリーになりそうなので、書けない。しかし、この本はSFに仮託した政治論かもしれない。強権をもった大統領制度や独裁制への意見、国民投票、そしてその先にあるのは「幸せとはなにか」「生きるのはなにか」という永遠の問いだろう。

著者の語り口は無駄がなく、場面展開も早い。一気に時間も経過する。場面展開も早く、次から次へと読み進む。いったい、このパラレル日本は、どうなってしまうのか、何故か今の日本と被って見えた。

登場する人物も善人/悪人、入り混じり魅力的である。ちょっとアブナイ思想も見え隠れするが物語の魅力の前に薄らいでいた。今年、師走になって今年のベストブックに出会った気がする。
posted by 灯台守 at 19:35| Comment(0) | TrackBack(0) |