2012年10月31日

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集 イースト・プレス

日曜日に本屋に行ったらこの本に呼ばれた気がしたので購入。そういう場合は、はずれ率が小さい。この本も、アタリだったと思う。

帯からそのままの紹介。
「奥様はケンタウロス、同級生は天使、勇者は里帰り、今日も大学の上空には竜が飛ぶ」

ファンタジーと呼ばれる分野のお話の軸をそっと少しだけズラシて見せてくれる不思議なマンガたち。なかでも、ケンタウロス=馬人と人間が共存する世界の連作は面白い。現代社会のひずみのようなものを、馬人を介して表現していて、通常なら露骨な事象も笑いに変えている。不思議な心持にさせてくれる連作だった。また表題作も、視点と竜の取り入れ方が面白いが、それだに留まらない深みも感じた。

かなり上質なファンタジーと、ちょっと楽しみな作者の発見。これだから、リアル書店も良いものだ。
posted by 灯台守 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ