2012年10月31日

竜の学校は山の上 九井諒子作品集

竜の学校は山の上 九井諒子作品集 イースト・プレス

日曜日に本屋に行ったらこの本に呼ばれた気がしたので購入。そういう場合は、はずれ率が小さい。この本も、アタリだったと思う。

帯からそのままの紹介。
「奥様はケンタウロス、同級生は天使、勇者は里帰り、今日も大学の上空には竜が飛ぶ」

ファンタジーと呼ばれる分野のお話の軸をそっと少しだけズラシて見せてくれる不思議なマンガたち。なかでも、ケンタウロス=馬人と人間が共存する世界の連作は面白い。現代社会のひずみのようなものを、馬人を介して表現していて、通常なら露骨な事象も笑いに変えている。不思議な心持にさせてくれる連作だった。また表題作も、視点と竜の取り入れ方が面白いが、それだに留まらない深みも感じた。

かなり上質なファンタジーと、ちょっと楽しみな作者の発見。これだから、リアル書店も良いものだ。
posted by 灯台守 at 20:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

2012年10月30日

次に読む本

積読が、あいかわらず増殖中。読むことが可能なキャパシティは増えないが、読みたい本は増加する一方。

・マキリップの新刊
・タフの箱舟
・リバイアサン
・世界樹の影の都(「空の都の神々は」の続編)
・ヴァルデマールの続き

いろいろありすぎ。一週間くらい、読書休暇がほしい。
posted by 灯台守 at 21:03| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年10月29日

自炊は続くよ、どこまでも。

いつの間にか、自炊したファイルの数が1000を軽く越えて、25Gbyte以上になった。
と言っても、まだSDHCカード一枚に入る。

とんでもない時代になったものだ・・・

#しかし、本棚が空かないのは何故???
posted by 灯台守 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年10月28日

最強のふたり

最強のふたり
2011年のフランス映画。2011年10月23日、第24回東京国際映画祭のコンペティション部門にて上映され、最高賞である東京サクラグランプリを受賞、主演の二人も最優秀男優賞を受賞したとのこと。

事故で首から下が麻痺した主人。その介護人として雇われた失業中の男。二人が主人と使用人という立場を超えて、交流するという映画である。

ハリウッド映画とは違うヨーロッパの風を感じた。背景も必要なだけ、描写もカットも抑え気味。内容も、淡々とした語り口。お金持ちの主人が麻痺に陥るまでの話、娘との確執はさほど詳しく語らない。介護人の男も、生い立ちに簡単に触れる程度。前科があること、今の母親との関係も、推測の域を出ない。しかし映像は、雄弁に語りかけてくる。見た人に「何か」を残す映画、まさにそんな表現が似合う、この一本が映画だった。
posted by 灯台守 at 22:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2012年10月27日

貧相ですが、何か? 土屋賢二

貧相ですが、何か? 土屋賢二 文藝春秋
「週刊文春」に連載されたエッセイを一冊にまとめた本。

もともとの連載時には「ツチヤの口車」という題名だったらしい。その題名の本もあるから、続編らしい。著者は哲学者であり、大学教授である。そのくせ文章はコミカルでシニカルでウィットに富んでいる。まじめに取ると腹立たしいが、しゃれだと思うと大笑いできる。たかだか、大学教授の、それも哲学を教える教授の本だからマジメであるとは限らない。大いに笑って元を取ろう。そうそう、この本は金を払っていない。図書館から借りたからである。でも市立図書館だから税金では無いかという指摘もあるだろう。いったい、この本の何分の一が私の貢献かと思うと頭が痛くなった・・・

土屋教授のタッチを真似てみましたが、なかなか上手くいかないものです。でも内容は面白い。暇つぶしなら超オススメ。
posted by 灯台守 at 16:02| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年10月25日

アルサラスの贖罪 3 善と悪の決戦 エディングス

アルサラスの贖罪 3 善と悪の決戦 エディングス ハヤカワファンタジー文庫
ベルガリアードやスパーホークのシリーズとは違い、3巻で完結。後半、やや急ぎ気味な点は気にはなるがそれほどの齟齬もなく、いつものエンディングへなだれ込む。

毎回の事ながら、敵方のボロボロさ加減と、エンディングのハッピーエンド加減が、「やっぱりアメリカファンタジー」と思える内容。エディングスに指輪の重厚さを求めるのは間違っているんだろうな。

ホームコメディのような、登場人物の掛け合い漫才で癒されたいときは時としてやってくる。そんなときは、読み飛ばしていくのも良いファンタジーだろう。こんなファンタジーを生み出してくれたエディングスは、やっぱりたいしたもの。映画化されないのが不思議なくらい。
posted by 灯台守 at 20:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年10月24日

アルサラスの贖罪 2 女王と軍人 エディングス

アルサラスの贖罪 2 女王と軍人 エディングス ハヤカワファンタジー文庫

三部作のうちの2巻目。ぞくぞくと善なる神の勝利の鍵を握る者達が集められる。若き兵士、敬虔な僧侶、女領主、孤児の少年、そして魔女と疑われた娘・・・ 次の一手はなにか?

エディングスの魅力は、なんと言ってもキャラクタにある。特に女性のキャラクタは頭が良くてウィットに富んでいる。なんともはや、魅力的の一言に尽きる。

まあ、言っては何だが相手側の悪役の魅力が少々落ちるのはご愛嬌か?
posted by 灯台守 at 21:34| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー