2012年09月30日

アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る ゲイル・キャリガー

アレクシア女史、埃及で木乃伊と踊る ゲイル・キャリガー 早川ファンタジー文庫

アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う
アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う
アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う
アレクシア女史、女王陛下の暗殺を憂う

ついに最終巻。エジプトの吸血鬼の女王、マタカラ女王から招待を受けたアレクシア。おりしも、エジプトに潜入した別の人狼団のベータが殺される。彼女の父は何をエジプトで行ったか、エジプトに謎を解く鍵は或る。「ソウルスティーラー」の娘と「ソウルレス」の彼女は、エジプトで何を見つけるのか?

いよいよ、大団円に向かう。それぞれの役者が個性豊かに演じきり、伏線も終焉に向かってひとつに収斂する。見事としか言えない結末が待っていた。

個人的には、エジプトの秘密よりも、最後のまとめにあたり、うまい持っていき方を考えたものだと感心しきり。人狼団のアルファであり夫であるマコル卿とアレクシア女史の落ち着く先は、そうだったのか!!と思った次第。これは思いつかなかった。あの結末には、作者に拍手である。
posted by 灯台守 at 17:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年09月29日

ひとまず終了

息子の対応が、本日でひとまず終了。やれやれである。

本も読めなかったので、まずは一区切り。
posted by 灯台守 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年09月27日

宮崎駿の雑草ノート

本も出ているが、図書館から借りたのはCD。模型・プラモデルの雑誌に連載されていた「雑草ノート」をモチーフに作成されたラジオドラマ。全12作。これから聞くので、あたりかはずれか不明だが。中に松尾貴史さんの朗読者ものもあるので、期待は大きい。

Amazonでは、すごく高い値が付いていたものもあった。謎ではあるが。
posted by 灯台守 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年09月25日

侵蝕 〜奥右筆秘帳〜 上田秀人

侵蝕 〜奥右筆秘帳〜 上田秀人 講談社文庫

シリーズ第三弾。

二作目の伏線から話は始まる。一橋治済の指示で、薩摩は御台所・茂姫のお側付き女中として刺客を差し向ける。その出所を探る、立花併右衛門と柊衛悟。薩摩藩への探りから、逆に藩士を脱藩してまでも二人を始末しようとする薩摩藩士。その示現流に衛悟はいかに立ち向かうか?

徐々に、登場人物の心情が変化していく様が見て取れる。手を打ちつつ、状況を俯瞰するもの、また次の一手を待つもの。さらにその状況をつかまんとして探るもの。

徐々に、物語は展開していく。
posted by 灯台守 at 18:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物

2012年09月23日

食べるぞ食べるぞ 今江 祥智

食べるぞ食べるぞ 今江 祥智 マガジンハウス

ひたすら食べる東おんなと、ひたすら食べる京おとこの話。気持ちが良いほど、食べる話が続く。二人の気持ちが心地よくつながっていき、最後は幸せな結末になるが、並みの恋愛小説のような劇的変化は無く、ただ食べるだけ。

京都の始は、東京の景子と知り合い、お互いに引かれ合う。そして、食べ物を仲介役に結ばれるしごく単純なお話。

作者の、今江さんには、一度だけお目にかかったことがある。「始さんはこんな人だろう」という印象がそのまま歩いているような方だった。一緒に居た児童文学作家の女性諸氏は、記念撮影の嵐だったことを記憶している。

残念ながら、絶版か長期品切れらしい。良い本なのに残念。
posted by 灯台守 at 17:17| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年09月22日

陰陽師 瘤取り晴明 夢枕獏

陰陽師 瘤取り晴明 夢枕獏 文藝春秋
村上豊氏のカラー挿絵が豊富に入っている単行本版。村上豊氏の絵がすばらしい。

瘤取り爺さんの話を元に、困った爺さんを晴明が助ける話に持って行ったところは美味しいかも。平安の闇の中を照らす光を描くようで、太陽ではなく月のそれに近いと思ったり。そこに笛の音がくわわり一層妖しさを増すが、恐怖ではなく「もののあわれ」を感じさせる。

岡野さんだと、どう表現するのか、ちょっと興味がある一冊かもしれない。
posted by 灯台守 at 21:19| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年09月21日

国禁 〜奥右筆秘帳〜 上田秀人

国禁 〜奥右筆秘帳〜 上田秀人 講談社文庫
シリーズ2作目。人気シリーズなので、最初のほうの巻であれば比較的簡単に105円で入手できる。

奥右筆の立花併右衛門は、津軽藩からの石高を上げるようにというお伺いに疑問を抱く。その後、まもなく何度かの夜襲にあうが、柊衛悟の働きで賊による被害はなかった。だが、併右衛門と衛悟の帰りが遅くなったときを見計らったように、一人娘の瑞紀が誘拐される・・・。

二作目になり、全貌が徐々に判明してくる手法は、時代物にしては珍しい。老中を失脚し、今は閑職に追いやられている松平越中守。将軍の父でありながら、権力に執着する一橋治済。そして寛永寺に僧として居ながらも朝廷の利益のために目を配る親王もいる。当の併右衛門でさえ衛悟のことは二の次で、家と娘が第一だったりする。きれいごとでは無く、リアルな闘争を描き出す筆力はなかなかなものだろう。

三作以降も波乱万丈らしいので、当分楽しめそう。
posted by 灯台守 at 19:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 時代物