2012年08月14日

ファンタジーと日本語と英語

つい最近まで、「英語・・・しゃべれなくて良いから読むだけでも」と思っていた。なにせ、ファンタジーの本場は英語圏、アメリカのそれは裾野が広い。おまけに長い。主だった作家の代表作は訳されても未訳のものやシリーズ最新刊を読みたいのは人情である。しかし、自分の英語能力はそれほど高くは無い。電車でペーパーバックを片手に乗ってっている人を見るとうらやましい限りである。

その環境も、ちょっとずつは改善してきている。電子ブックリーダーのおかげである。Kindleであれば、辞書と連動してタッチ一発でわからない単語もすぐ意味が解る。Wifiにつながっていれば、パラグラフ単位の翻訳も(かっとんだ訳ではあるが)サーバが翻訳してくれる。良い時代になったものだ。

そんな中、今読んでいるのが時代小説。以前に書いた記憶があるが、「時代小説はある種のファンタジー」という説を思い出している。こればっかりは英語文化圏には無い楽しさだ。どんなに日本語ダケが上達しても「三つ葉葵」の紋所の意味は解らないだろうし、真剣勝負の醍醐味は理解できないだろう。

ちまちま有効・効果を狙う柔道もポイントを稼ぐレスリングも「アリ」だが、すばらしい一本を見せてくれる柔道や圧倒席強さを見せてくれるフォール勝ちも「アリ」なのである。騎士道も良いし、侍魂も良い。英語も日本語も捨てがたい文化なんだろうな。
posted by 灯台守 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年08月13日

エイリアン旋風譚 菊池秀行

エイリアン旋風譚 トレジャー・ハンター八頭大 別巻 菊池秀行 朝日ソノラマ新書
新書での再刊時に短編を一話ず書き下ろしていたものに加えて一編を追加した短編集。

鏡影の村/手招く依頼人/エイリアン憑依戦線/ゴースト・タウンの血闘/食いしん坊/NY・ハッピー遁走曲

以上、6作品。

ネタが尽きるかと思いきや、なかなかどうして菊池先生がんばってます。出所は同じでもアレンジというか調理法に経験を生かした味付けがされているし、昔ながらの安定感もあります。好みは、一風変わった落ちの「食いしん坊」。

エイリアンファンなら買ってみても良いと思うが、この本から読み始めてはいけません。大とゆきと顔なじみになってからがお楽しみ・・・と言うことで。
posted by 灯台守 at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年08月11日

グリフォンとお茶を 荻原規子

グリフォンとお茶を 荻原規子 徳間書房
勾玉三部作の荻原さんが書いたファンタジーに関するエッセイその2である。現実/架空を取り混ぜた動物をコアにすえてファンタジーを語る姿勢は解りやすく楽しいものだ。ご存知のドラゴンからユニコーン、表題のグリフォンに始まって猫や犬、最近の映画で知名度の高くなったライオン=アスランまで網羅されている。おまけにマメイヌもあることが嬉しい。

ついこの前、娘に泣きつかれて購入したグウィンの「いまファンタジーにできること」を読み通していたので同じ感想と、ちょっと違う感想を持てたことも感慨深い。

なお、荻原さんが幼少のときに分厚い児童文学全集を読んでいたことは知っていたが、小学館のそれであったことを確認できて、推測が当たっていて自己満足?したことも付記しておく。

(我が家には講談社のそれがあった。母方の実家には荻原さんが持っていた小学館のそれがあった。思えば非常に恵まれた環境だった訳である。)
posted by 灯台守 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年08月10日

カヤンとクシ 坂田靖子

カヤンとクシ 坂田靖子 潮漫画文庫
坂田靖子セレクションの第3巻。このシリーズはお買い得だと思う。なにせ、最近の古書店で105円の文庫で入手が比較的容易だし、なんといっても坂田靖子さんの傑作シリーズだし、ファンタジー好きなら「外れ」はない・・・と思うけど。

夏休みに部屋の掃除をして、本の整理をした後、例によって古書店に本を売りに行ったときに「ミイラ取りがミイラになる」を実践するべく「古書を売りに行き、古書を買う」を実施した結果、掲題の本にたどり着いた次第。当然、二冊目で、オリジナルの単行本、文庫本双方ともあるが、自炊して電子ブックリーダーで読む用に購入した。

「カヤンとクシ」は、いかにもアジアな雰囲気で描かれるファンタジックなお話連作。怪談と言うよりも奇譚といった方が正確だろう。ヤシの木陰で座椅子に寝そべって読みたい気分ではある。

この潮文庫シリーズが105円で売っていたら、オススメである。なんせ缶コーヒーよりも安い・・・。良い時代になったというべきか、ちょっと悩む状況では或るが。
posted by 灯台守 at 16:56| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

2012年08月09日

怪の壺 山ン本真

怪の壺 山ン本真 学習研究社

いわゆる怪談集。再話ものである。よくある「有名話」のみの物や、多少の脚色物ではなく、オリジナルに近い厳選された感じが良かった。日本版の聊斎志異という感じで掘り出し物だった。

古本で購入したが、今は品切れで入手出来ないらしい。良い本だと思うけど、こういう本が好きな人は少ないということか?

例を挙げようと思ったけど掲載されている内容には及ばずネタだけになりそうなので割愛。図書館かAmazonで購入して確認がオススメ。
posted by 灯台守 at 20:09| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年08月08日

猫絵十兵衛〜御伽草紙〜 一 永尾まる

猫絵十兵衛〜御伽草紙〜 一 永尾まる 少年画報社

時は江戸時代。猫の絵を描いて商いをする「猫絵師」十兵衛。実際の仕事としてあり、文献にも残っているとのことである。知る人ぞ知る「ねこぱんち」に連載されているというマンガ。

当時も今も猫を愛する人はいて、猫を取り巻く人間模様もある。猫絵師として「猫を描かせれれば上手い」が「人は下手」という十兵衛と猫又のニタのやり取りもまた良いものである。

一編一編に猫への愛情が感じられて和むマンガである。猫好きにプレゼントしたい一冊。
posted by 灯台守 at 19:43| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

2012年08月06日

次に読むファンタジー

mixiに「次に読むファンタジー」というコミュを作って早や数年。最初は張り切っていたけど、いまや覗くことも無くなった。残念な限りである。コミュの方にも申し訳が立たないなぁ・・と思うこと多し。

なかなか、次のファンタジー作品を決定するのは大変。迷っているとシリーズ物のハズレの無いものを選ぶ傾向にある。ハズレは無いかわりに意外性も無い。

う〜ん、夏休みの宿題かもしれない。
posted by 灯台守 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー