2012年08月31日

アレクシア女史、欧羅巴で騎士団と遭う ゲイル・キャリガー

アレクシア女史、欧羅巴(ヨーロッパ)で騎士団と遭う (英国パラソル奇譚) ゲイル・キャリガー

アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う」「アレクシア女史、飛行船で人狼城を訪う

シリーズ3作目。前作2作は、上記URLにて。

やはり、このシリーズは設定がすばらしい。吸血鬼と人狼とゴーストが人と同居するロンドン。その異界族を否定するイタリア、異界族を受け入れない大陸の諸国。さらに触ると異界族が変異前の生きた人間に戻ってしまうというソウルレス=反異界族という発想に支えられた荒唐無稽のストーリーが楽しい。

以下、ネタバレ続きを読む
posted by 灯台守 at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年08月29日

猫絵十兵衛 二&三 永尾まる

猫絵十兵衛〜御伽草紙〜 二&三 永尾まる 少年画報社

以前紹介した、下記の続き
猫絵十兵衛〜御伽草紙〜 一 永尾まる 少年画報社

読んでいると、作者の猫への愛情がヒシヒシと伝わって来る。好きなんだろうな。二巻、三巻とすすむに連れて登場人物も把握できるし、なによりキャラクタが一人で動き始めているのが解る。特に、主人公の連れの猫又・ニタ。非常にオジサンぽいが、なかなかどうして渋い猫?を演じている。

絵は、好みによって嫌いな人も居るかもしれないがストーリーは良いので、一度読んでみると良いと思う。まだ続きが出ているらしいので、古本屋で捜索中。
posted by 灯台守 at 21:16| Comment(0) | TrackBack(0) | マンガ

2012年08月27日

天より授かりしもの アン・マキャフリー

天より授かりしもの アン・マキャフリー 創元推理文庫
これも、「もしも願いがかなうなら」と同様、ファンタジーの中篇。
王女ミーアンは、制限された王宮生活を嫌っていた。その上、ぞっとするような男爵と結婚しろという。まんまと城を抜け出した彼女は、古い記憶をたどり森の小屋にたどり着く。生活もままならぬ彼女の前に現れたのは、傷だらけの少年だった・・・

緑の指を持ちながら、王宮で土いじりさえさせてもらえない王女と、何かを隠し持つ少年。ファンタジックな秘密は何か、少年の正体は何か? 真実を知ったときに王女は?

アン・マキャフリーが、鮮やかに描くロマンティック・ファンタジー。これまた品切れだが、Amazonでの入手は簡単の様子。
posted by 灯台守 at 22:40| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年08月26日

おおかみこどもの雨と雪

「おおかみこどもの雨と雪」は細田守監督作品。脚本も手がけた。

花は、学生時代「おおかみ男=彼」と知り合い一緒に暮らすようになる。そして娘の雪、息子の雨を授かる。そんなある日、彼は亡くなってしまい、花はアパートを出て里山募集をしている田舎に引っ越す。そこで親子三人の生活が始まる。

評価は二分されている。親子のあり方を問う主題に共感する人と、設定の強引さ/底の浅さを指摘する批評とである。

親子での想いの違い、すれ違った考え方、周りの目を気にして振り回される家庭等々、身につまされることも多い。この映画だけではないが受け手の感じ方、立場、環境が影響されるのだろう。

ラストシーンを受け入れることができるかどうかが、この映画の評価を決定付けるだろう。
posted by 灯台守 at 17:41| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2012年08月25日

もしも願いがかなうなら アン・マキャフリイ

もしも願いがかなうなら アン・マキャフリイ 創元推理文庫
SF/ファンタジーの作家、アン・マキャフリイの中編ファンタジー。

癒しと状況を察知する能力という魔法の力的なものを持つ領主の妻。彼女の夫は、隣国の侵略にあい救援をもと待て来た君主のために兵を挙げる。旅立つ彼を見送る妻と長男長女。彼の息子と娘は双子で、まもなく大人として認められる16歳になろうとしていた。長女に贈るmのはすでに用意されていたが、長男の望むものは戦争が始まった今では困難を極めるものになっていた。・・・

ファンタジーの要素は少なく、領主が戦争に行った後、領地を守る妻と長男長女の活躍を描く、一風変わったファンタジー。当時の女性の生活感は、濃く描かれ読み応えはある。しかも短く、完結で、疲れないし、エンディングもさわやか。

オススメしたいが現状は品切れ状態。
posted by 灯台守 at 21:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年08月24日

新婚物語 新井素子

新婚物語 新井素子 角川文庫

結婚物語の続編として書かれる。本として出たのは3冊。「新婚旅行は命がけ」「引っ越し貧乏」「傍若無人な冷蔵庫」。もっと続くのか?と思った。昨日記載した、「結婚物語」は中央公論新社から再刊されたが、こちらは古本で探すしかない。(しかし、Amazonの情報を見る限り、お安くお求めいただけます♪)

新婚旅行のエピソードも良いけど、家の購入と猫の話は素子さんの本領発揮で今でも堪能できる。かのバブルの直前のエピソードも語られるので、興味の或る方はぜひ。

コメディとしてもよく出来ているが、夫婦の掛け合いは面白く、或る意味理想のカップルなんだろうな。ライトノベルの夫婦ものは、この本の前には無かったし、この後もないと思う。癒し系のほのぼのコメディとして、再刊してほしい。再ドラマ化しても良いかも。
posted by 灯台守 at 18:50| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年08月23日

結婚物語 新井素子

結婚物語 新井素子
私が持っていた文庫版の本書は「眠たい瞳のお嬢さん・上」「正彦くんのお引っ越し・中」「大忙しの二日間・下」という角川文庫版の三冊である。今回の再読は、BookOffの105円コーナーに、三冊が並べてあったからである。(正確には、新婚物語をあわせて6冊。)

この本が出た当時は、就職したての20代前半。まだまだ結婚も子供も関係がなかった。そのことを考えれば、30年は長い。

wikiには「ラブコメディ」となっていたが、はたして「ラブ」とつけていいのか? 引越しの掃除に三日間かけたり、関東ローム層について議論をかわしたりコメディなことはたやすく理解できるが、ラブシーンは記憶に無い。ただただ、普通の結婚までの道のりを淡々と描いただけなのだが、その普通を普通としてではなく、ちょっと視点を変えた見方がコメディとして読者を楽しませてくれるのだ。これは、新井素子さんゆえのなせる業かもしれない。

今回、「銀婚式物語」が刊行されたので、中央公論新社より再刊された。めでたいことではある。未読の独身者にはオススメのシリーズかもしれない。
posted by 灯台守 at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) |