2012年07月12日

女王の矢 マーセデス・ラッキー

女王の矢 マーセデス・ラッキー 中央公論社

長らく絶版だった「女王の矢」〜ヴァルデマールの使者〜の新訳。<砦族>のタリアは、13歳で結婚させられるのを嫌い、一族から逃げ出す。はぐれた<共に歩む者>を使者学院に送り届けるため都に向かう。

「ヴァルデマールの使者」は三部作で、本作はその第一部。使者となるべきタリアを描く。当初、心を閉ざしていたタリアは徐々に、友人や引退した使者と交流していく。

今までのタルマ&ケスリーの重厚さではなく、多少軽やかに、しかし締めるところは締めて、戦う少女の成長をを描く。
posted by 灯台守 at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年07月11日

このブログを見る人たちは?

以前にも書いたけど、このブログにはアクセス解析機能がある。とくに見るのが「ページビュー履歴」と「検索ワード」である。

「ページビュー」は、どのページがどれだけ閲覧されているかであり、検索ワードは、検索サイトからどのキーワードでこのブログに来るか?である。

結論から言うと「ガース・ニクス」が圧倒的に多い。(と言っても、比較的に・・・というレベルだが)「王国の鍵」とペアで来る人が多いかもしれない。ガース・ニクスは気になる作家さんなので、ちょっと何かしたい気にさせる結果ではある。
posted by 灯台守 at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年07月08日

バク夢姫のご学友 柏葉幸子

バク夢姫のご学友 柏葉幸子 偕成社
偕成社ワンダーランドシリーズの一冊。このシリーズは当たり確立が高い。高品質なファンタジーを提供してくれる。

五月は、日曜日の留守番中にまちがい電話を受ける。仕方なく言われた住所・部屋番号のマンションに到着したら、いたのは変種のイノシシ(実はバク)だった・・・

夢姫というバクと五月は妙な世界に迷い込み、変な屋敷に逃げ込む。そこで凍りついたようになっているリッツと出会う。同様に屋敷に入り込んで?いるネズミのプップとバッファローの黒雲の角と、屋敷の主人を探すことになる。

柏葉幸子さんのファンタジー。熟成10年以上になった作品。というのも、2002年に白百合女子大学でのシンポジウムで、この話を執筆中ということで話していらした。同席していたトリコさんがレポートをまとめているのでご紹介。

http://www.lcv.ne.jp/~torikos/525.htm

長編2作のうちの1作がこの話だろう。もう一作の「魔女のお母さんとピエロのお父さんと普通の娘が家族になっていくお話」とは、「魔女モティ」シリーズのこと。

http://l-h-keeper.sblo.jp/article/48274298.html
http://l-h-keeper.sblo.jp/article/48285036.html

上記URLでご紹介済み。

新作なのに、なぜか知っているような気がする不思議な読後感を抱いた作品になった。さて、夢姫はいまごろ何処にいるのでしょうか?盛岡のあたりをウロウロしているのかな?
posted by 灯台守 at 18:42| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー

2012年07月07日

夢枕獏と菊池秀行

お二方ともに、1980年代〜2000年にかけてある種のブームを作った作家さんである。それ以降も精力的に作品も発表されている。私にとっては、キマイラの夢枕獏、エイリアンの菊池だった。夢枕獏さんは、たぶんインターネット上の最初のファンサイトを作ったがご本人がWEBを立ち上げられたので、徐々にフェードアウトし昨年度末にクローズした。菊池さんは、ずいぶんご無沙汰していたが、古本屋でエイリアンの復刊の合本を見つけ現在再読中である。

私の印象で言えば、雰囲気の夢枕、アイテムの菊池である。作風から言うとかなり違うお二人だが、現役で活動中ということはなんとなく嬉しい限り。最近読んだ「大江戸釣客伝」(夢枕獏さん)、「エイリアン蒼血魔城」(菊池秀行さん)を読むと年を経て変わったところと変わらず確固たるスタンスが拮抗しているところにうなってしまった。年を経て読むのも「また一興」だと思い知った。
posted by 灯台守 at 20:51| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年07月06日

エイリアン蒼血魔城 菊池秀行

エイリアン蒼血魔城 菊池秀行 朝日ソノラマ
長いシリーズの中で、新しい方の作品。コンビニが登場し、携帯電話も出てくる。

大は祖父の日記から、とある宝を持つと思われる一族の話を探り出す。到着するや否や、その一族の娘が妙な状態で現れる。そして新たに不可思議な男も現れる。その一族の秘密は、その宝とは何か?

いつもどおりのエイリアンシリーズ。途中、大は盲目になるわ、ゆきに指示して十億以上もかけて薬を作らせるわドタバタ大騒ぎである。ま、楽しければすべてよし。

久方ぶりに新作だった。うん、ひさびさに菊池ワールド的展開に堪能・・・
posted by 灯台守 at 22:15| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年07月05日

ブックフェア 2012

今日からブックフェア。土曜日には、無料の作家の講演会もある。なんと今年は京極夏彦さん。うううう。土曜日に東京にいたかった・・・

楽天からは電子書籍リーダーが発表されましたね。7980円で、今なら3000楽天ポイントがバックされます。う〜ん、さてはて。
posted by 灯台守 at 20:33| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年07月04日

エイリアン京洛異妖編 菊池秀行

エイリアン京洛異妖編 菊池秀行 朝日ソノラマ
シリーズ中、確実な位置関係がわかる一編。京都は永遠に謎の都というスタンスで行くところが良い。

大の高校は毎年修学旅行に京都へ行く。その修学旅行中に銀閣寺の秘宝を奪取した大だが、その宝は奇妙なものだった。それから正体不明の女と雲水に追われる大。その宝の謎と、大の運命は如何に・・・

まず、銀閣寺の秘宝の隠し方がすばらしい。そして、楓の華麗な技も。緊張感もありながら素の大やクラスメイトとのあれこれも、読ませてくれる。

なぜか、この作品は良い。名作ではないけど、なぜか懐かしい。不思議な作品
posted by 灯台守 at 19:48| Comment(0) | TrackBack(0) |