2012年06月12日

パーラ ラルフ・イーザウ

パーラ ラルフ・イーザウ あすなろ書房
上下二巻からなるファンタジー。上は〜沈黙の館〜 下は〜古城の秘密〜 と副題つき。主人公のパーラは、活発な女の子で言葉あそびが好きである。その遊び相手の詩人のおじいさんがしゃべれなくなったところから、話は始まる。いきなり言葉を失ってしまう伝染病が街を覆いつくす。しゃべれなくなるまでは行かなくても言葉数が少なくなり、人の会話も減る。その原因は何か? 疑問に感じたパーラは、その謎を解こうとするが・・・ 謎のソネット(十四行詩)。パーラの出生の秘密。なぞの実業家ジット。パーラは言葉を取り戻せるのか?

イーザウが、お手の物のする分野のファンタジー。ソネットになじみがないとのめりこむまで時間がかかるだろうし、最後の謎解きの感動が多少少ないかも知れない。でも楽しめることは楽しめる。

モモを彷彿とする主人公パーラや、変な生物も出てくる。性格設定もちゃんとされており、書き分けてあって楽しい。

読んでみるには良いファンタジー。「モモ」「はてしない物語」や「ネシャン」が好きならオススメ。
posted by 灯台守 at 20:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー