2012年06月01日

誓いのとき マーセデス・ラッキー

誓いのとき 〜タルマ&ケスリー短編集〜 マーセデス・ラッキー 創元推理文庫
タルマとケスリーの短編集。二人の旅立ちあたりの話から、ケスリーの子供の話まで幅広い。同じ主人公のシリーズの楽しさを十二分に味あわせてくれる一冊である。

特に、表題作である「誓いのとき」は、中篇ながら傑作といってよい。若さが無くなっても、それを補うものを手に入れた二人の活躍と、ケスリーの娘の活躍も読める。ご存知のメンバーも出てくるし、ファンサービスかもしれない。でも、ファンタジーとしての得るものも大きい。

一方、前作2冊で感じたように、作者がタルマを通じて描く馬の描写も面白い。というか、他の作家にない馬への愛情が感じられる。「地獄の死」と「鉄の心」という戦馬の様子が鮮やかである。

ここに来てやっと気がついた。表紙のイラストが、末弥純ではないですか!! まさに、ファンタジーの王道である。(知らない人は覚えてね。)
posted by 灯台守 at 21:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー