2012年03月12日

赤毛の女医アン 福田隆浩

赤毛の女医アン 福田隆浩 講談社 YA! Entertainment

本書は、ここで仕入れた情報がきっかけで読み始めた。
http://seikouudoku.cocolog-nifty.com/books/

准看護師の水野ひとみは、赴任した診療所の臨時院長である赤毛の女医アンこと北御門杏子先生に振り回される毎日。本当は、前任者の早川秀行先生に誘われたが、なぜかアン先生に変わっていた。同僚の菊池看護師、受付の橋本さん達とドタバタの診療所生活が始まる。さてはて、本業は肛門科というアン先生は、名医かヤブ医者か?

女医と言う言い方と看護師という言い方が交錯する今時のヤングアダルト。ターゲットは若干年齢層が低目かも知れない。やっぱり主役である女医アン先生の奔放で傍若無人で、そのくせ医者の腕前は良いのか悪いのか解らないという設定が勝因である。周りのキャラクタも、バランスが取れていて、同僚の看護師さん、受付のおばさん、オーナーの奥様、ご近所の三男坊と適度にばら撒いてある感じ。それを破綻無く読ませてくれる小気味よさが、読後さわやか。さわやか過ぎて全部先が読めてしまうのは、私が擦れているからだが、それでも読ませてくれるには違いない。

アン先生のこれまでの経歴や、早川先生の急なアメリカ行き、菊池看護師や橋本さんのプライベートがだんだんわかるにつれ、物語は和まり始めるような気がする。3巻でているので、ちょっと楽しみ。
posted by 灯台守 at 21:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学

2012年03月11日

ヒューゴの不思議な発明

ヒューゴの不思議な発明 マーティン・スコセッシ監督の3D映画。
ヒューゴは時計修理の父と暮らす。父は博物館で自動書記人形をみついて来て家で修理をするが、火事で亡くなる。叔父に引き取られたヒューゴは駅の時計台に隠れ住み、自動書記人形の修理を続けるが・・・

3Dで吹き替えで鑑賞。画は非常に美しい。パリの夜景は、ほんとに美しい。ヒューゴが住む時計台もファンタスティックで謎が育まれている感じがする。

ヒューゴとイザベル、ジョルジュとジャンヌ、鉄道公安官と花売りの娘など登場する人物には何らかの話があり、その根幹には愛がある。そして映画の根幹にも愛がある。それこそヒューゴの不思議な発明といえる。

ジョルジュ・メリエスは、実在の人物であり映画創生期に特撮を行った人でもある。スコセッシも幼いころ彼の映画に心躍らせた人に違いない。映画という不思議な発明に乾杯。
posted by 灯台守 at 20:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2012年03月10日

なぜ人は砂漠で溺死するのか? 高木徹也

なぜ人は砂漠で溺死するのか? 高木徹也 メディアファクトリー
いわゆる検死官というか法医学者というか、人の死を医学的に見た本。なかなか常識を覆される話があって目から鱗が落ちる逸話もあった。

まずは表題がすばらしい。砂漠で溺死というまったく関連がない事象が結びつくことに驚く。驚くからこそ、そのような事態に遭遇すると事故が発生するのだろう。また、風呂場での溺れて亡くなる方が多いことにもビックリする。

本書は、論理的でかつ丁寧に人間と死というものを語ってくれる。すべての人にとって確率100%で発生するタダひとつの事だからこそ、真剣に読むことができるのだろう。
posted by 灯台守 at 20:31| Comment(0) | TrackBack(0) |

2012年03月09日

ごきげんな裏階段 佐藤多佳子

ごきげんな裏階段 佐藤多佳子 新潮文庫
この本を最初に読んだのは、図書館から借りた理論社のハードカバーだった。しゃれたカバーを覚えている。当時、すでに品切れ状態だったので、かなり苦労して古本を探した。以前だったら苦労しても入手できないと思うが、世はインターネット時代に突入しており、ネット書店で購入した。

3つの話からなる短編集。
・タマネギねこ
・ラッキー・メロディー
・モクーのひっこし

私は、ラッキー・メロディーの変なクモが好き。佐藤さんの音楽の授業がらみの話、「第二音楽室」シリーズもそうだけど、上手いなぁ。

そういえば、佐藤多佳子さんのWEBに、この話の記事もあったのでリンクを張っておきます。

http://umigarasu-to.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25

ご一読くださいませ。
posted by 灯台守 at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学

2012年03月08日

だれも寝てはならぬ ガース・ニクス 他

だれも寝てはならぬ ガース・ニクス 他 アンソロジー ダイヤモンド社
ヤングアダルトの作家が、戦争で困っている世界の子どもたちへのチャリティのために作品を提供したアンソロジー。かなり怖い話がそろっている短編集。『今夜はだれも眠れない』の姉妹編。

ガース・ニクスの短編を求めて購入した本。彼の作品で、初めてリアルな話を読む。幼い兄弟の話「うさぎのチャーリー」空爆をさけて地下室に逃げ込む二人のお話。

予備知識なしで読むと、ゾッとする話もある。ガース・ニクスの作品は、あらためて彼の描写力、構成力に脱帽した。この短い話の中に、あらゆる要素を詰め込める稀有な作家だと再認識。掘り出し物の短編集だと思う。
posted by 灯台守 at 20:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学

2012年03月07日

本日の読書は・・残念!

今日は急いで出勤したので、大急ぎで文庫本をバックに放り込んだ。
そこまでは良かったが、結果が良くなかった。最近まで読んでいた文庫本を放り込んでいたのである。

とほほ・・・

結局、読めずじまい。かなりストレスが溜まる一日だった。老化が迫ってきてボケてるのか、それとも?
posted by 灯台守 at 22:53| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年03月06日

戦士志願 L.M.ビジョルド (完結編)

戦士志願 ロイス・マクマスター・ビジョルド 創元SF文庫

以下、ネタバレになるので内容をお知りになりたくないという方は、さようなら。
なお、一読の価値はあるSF作品。まあ、ご都合主義的な部分はあるかもしれないが、それはそれ。

ヴォルコシガン・サガとして有名なシリーズの最初の2冊のうちの一冊であり、マイルズのお母さんの話がもう一方の作品となる。

続きを読む(ネタバレ注意)
posted by 灯台守 at 22:05| Comment(0) | TrackBack(0) | SF