2012年02月01日

あらためて、リアリティを考える。

あらためて、リアリティとフィクションとの関連性を考えてみる。

私の好きなファンタジー。かなりのウエイトで嘘がある。虚構といった方がよい。しかし、ここにはリアリティが追求される。無制限の魔法が使えるファンタジーには、名作はない。その制約や制限というものがよく考えられていて、活用されているほど名作になる。

ピアズ・アンソニーのザンスシリーズは良い例だと思う。「一人がひとつの魔法」というアイデアで、次々に作品を発表している。そのシバリはうまい。今読んでいるエディングスのベルガリオンも「意思と言葉」というところから魔法の定義付けをしている。使うとバランスが崩れたり、騒音がするというところも面白い。音がするというアイデアは、万城目さんの「偉大なるしゅららぼん」でも使用された。

佐藤さとるさんのいう「ファンタジー」の定義に沿ったリアリティの追求がそこにはあると思う。

本項、つづく。
posted by 灯台守 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) |