2012年02月23日

ロボジー

ロボジー 矢口史靖監督作品

いきなり社長命令で二足歩行ロボットの開発を命じられた3人のエンジニア。テスト中に壊れてしまったことを言い出せずに、人が中に入って動かすという回避策を考える。ロボットのサイズに合った鈴木さんは73歳のじいいさん。一回きりだったロボットのデモンストレーションがひょんなことから大騒ぎに発展する・・・

矢口さん、お得意のドタバタコメディ。社長に対して事実を言えない3人はおかしさ爆発。Wエンジンのチャン・カワイが意外と演技が上手くてビックリ。3人のキャラクタ設定も良い。そこにミッキー・カーチス演じる鈴木のじいさんが、演技と言うか地というかぴったりはまり役で好演している。さらに吉高由里子演じるロボットオタクの佐々木葉子がからみ、矢口節全開である。

最初にこの映画の設定を聞いたとき、「どう落とすんだろう?」と思った。どう考えても落ちがうまくない。バレるかバレないか2つしか無いと思い込んでいた。しかし矢口監督は、さらに上を行っていた。最高のクロージングに乾杯したい。可能ならワンカップ大関で。(笑)
posted by 灯台守 at 21:35| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画

2012年02月22日

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下) スティーグ・ラーソン

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(下) スティーグ・ラーソン ハヤカワミステリ文庫
ミハエルは、リズベットというリサーチャーの助けを仮り、ハリエットの残したメモの謎を探る。一歩一歩謎に近付いていく二人。

ハリエット失踪の謎は、ミハエルの執拗なアプローチと解析によって少しづつその硬く閉ざされた扉を開き始める。扉の向こうには、想像を絶するものが潜んでいたといえるだろう。何故ハリエットは失踪したのか?殺されたのか?その犯人は?

本作は、解決後の余韻も風変わりな形でクローズしていく。やがて語られるであろう次作のために。
posted by 灯台守 at 22:25| Comment(2) | TrackBack(0) | ミステリ

2012年02月21日

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上) スティーグ・ラーソン

ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女(上) スティーグ・ラーソン ハヤカワミステリ文庫
話題の映画ということで読み始めた。気楽に読み始めたが、とんでもないミステリだった。

ミハエルは雑誌「ミレニアム」の編集者 兼 経営者。もう一人の編集者のエリカは共同経営者である。とある記事で、名誉毀損で訴えられ敗れたため、一時的にミレニアムの経営と編集からはずれることにする。ちょうど、その時、引退した富豪ヘンリックから変わった依頼を受ける。 三十数年前に失踪した「ハリエットという姪を殺した犯人を探し出してくれ」という。

時を同じくして、フリーの調査員リズベットは、ミルトン・セキュリティーで調査の仕事をしていた。眉と鼻にピアスをして、体にドラゴンの刺青をした彼女は、どこからか情報を引き出してくる凄腕の調査員だった。

一冊目の冒頭から謎に包まれたスタートとなる。謎がいくつもからまり、しかもどの謎も魅力的である。東京やニューヨークといった世界的な都会ではなく、スウェーデンの田舎の島を舞台に物語が展開する一方、リズベットの動きは都会の闇の中で動く獣のようである。その2つが下巻で絡まりあう・・・ハズ。

下巻へ続く。

posted by 灯台守 at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ミステリ

2012年02月20日

原作が先か、映画が先か?

本好きと映画好きがかぶると、真っ先に直面する問題。「原作が先か、映画が先か?」という命題である。私の場合は、すでに原作読了済みで後から映画化のパターンが圧倒的多数となる。ジブリの各作品、ミステリも同様なケースが多い。

となると、興味のある映画の原作は押さえておく事が多い。今回もそう。ミレニアム・ドラゴンタトゥーの女がそうである。

という前振りだったりする。
posted by 灯台守 at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年02月19日

クローディアの秘密 カニグズバーグ

クローディアの秘密 カニグズバーグ 岩波少年文庫
息子に正月休みに買った。いろいろあって、本日読了との事。やはり世界の名作、面白かったようだ。できることならクローディアと同い年、12歳に読ませてあげたかった。

本作は、読み手にとって「いろいろ」な読み方に取れる。12歳と言う時期として考える方、冒険小説として捕らえる方、私は「本物とはなにか?」という問いかけに取った。

結局のところ、この本の題名「クローディアの秘密」というところにすべての謎に対する答えはあるかもしれない。まあ、そもそも答えなど必要ないかもしれないが。
posted by 灯台守 at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 児童文学

2012年02月18日

ルパンを自炊する・・・

「ルパンを自炊する」といっても三世ではなくオリジナルの方。とっても南洋一郎先生の翻訳なので、大いに南節がはいっていて、ほとんど南洋一郎版となっていると思われる。全30冊のうち、29冊までもっていたので、ひょいひょいと自炊進行。

のこりの1冊が気になるが、もともとあまり出ていない最後の方の巻なのでAmazonでも10000円を超える。そこまでして読みたいとは思わない・・・ まあ気長に古本屋を回ることにしよう。
posted by 灯台守 at 18:52| Comment(0) | TrackBack(0) | あれこれ

2012年02月17日

僕僕先生 仁木英之

僕僕先生 仁木英之 新潮文庫
中国は唐代。地方の官吏の息子である主人公が、仙人の僕僕先生に連れられ仙界と人間界を旅するお話。さすがファンタジー大賞を受賞するだけあって、中国の唐代伝奇を現代の人向けにリトールドしたような小説である。「後宮小説」よりも、ラノベに近い。

仙人の僕僕先生がまず良い。見た目は美少女だが、突然 絵に描いたような老子の掛け軸みたいな老人になったり、へそを曲げたり。主人公の王弁も、草食系男子で僕僕先生の姿に顔を赤らめたりする。のんびりした展開から、官吏・役人独特の論理によって危うくなる二人を、綺麗で華麗なエンディングでうまく纏め上げている。

本作はシリーズ化され、現在4作目まで出ている様子。機会があれば読んでみたいシリーズである。ラノベが好きな方にはオススメするが本格ファンタジーを期待されると、ちょっとツライかも。
posted by 灯台守 at 21:50| Comment(0) | TrackBack(0) | ファンタジー